輸入新規車両購入時の落とし穴

以前よりタマ数は減りましたが今でも海外からZやJは様々なインポーターの手で日本に持ち込まれています。

 

ヨダレ物の極上のオリジナル車両から、本当にコレ登録出来るの?みたいなジャンク車両まで様々。

 

落とし穴と言っても程度がどうとか腐りがどうとかいう問題ではありません。

 

忘れがちなのが

「本当に国内登録出来る車両なのか?」

 

不人気のJでは恐らく心配はありませんが、Z1000R1やmk2のような人気がありつつもタマ数が少ないモデルでチラホラと昔からある話が、

いざ登録書類を作成して審査に出したら、

「このフレーム番号は既に国内登録済です」

と跳ね返される例。

 

笑えない話ですが知り合いのキリのいいフレーム番号のR1乗りさんのところには2度も別のタイミングで運輸局から確認の連絡がありました。

(つまり同じ番号が他に2台存在していた)

 

当然ながら先行登録された車両の方が何かと諸条件で有利なので、余程のこと、例えば先行登録された車両が明らかな打刻の打ち替えが認められた、等がない限りは登録は不可となり、職権打刻での登録に頼るしかなくなります。

 

多分、いまR1やmk2を選んで買う方は職権打刻車両は好まないでしょうね。

 

新車当時に新車並行輸入で登録された個体では時代の掟で職権打刻になっているものもあるので、それはまた別の意味合いになりますが。

 

買う前にわざわざフレーム番号を先に調べて登録可否を確認できるかと言うとなかなか難しいと思います。

 

このようなトラブルを避ける最善策は、

「ちゃんと看板を掲げているお店で買う事」

に尽きると思います。

 

輸入新規車両の登録は通関証と譲渡証だけあれば出来ると言うものではないので、安易に安物やワケアリ物に手を出すと大怪我をする事も…

 

フルレストアしてから「登録不可」なんて結末、無い話ではありません…