S●NYって、もうダメだな(バイク無関係)

以前、携帯音楽プレイヤーにipodを使っていた私ですが、久々に
ウォークマン"史上、最高峰」と呼ばれている製品NW-X1060が売られていたので、S●NY嫌いな私ですが、ipodもいい加減旧いモデルだし、と購入。
 
製品の能書きには、音質について性能を突き詰めたような文句が羅列。
 
で、使ってビックリ。
 
まずは本体に音楽、動画ファイルを落とし込む操作がi-tuneと比較にならないくらい判り難く、時間もかかる。
で、とりあえず使用。
 
クルマに繋いで動画(PV)を見ていたら、1曲毎に動作停止。
 
なんと動画にリピート機能も連続再生機能も付いていない・・・
どこの暇なヤツが1曲終わるごとにプレイヤー手にとってイチイチ操作するのか?
 
100曲位は入れてるから、全部見ようと思ったら、100回操作しないといけない。
携帯プレイヤーの意味が全く無い。
 
随分旧いipodでは動画の連続再生なんてそんなの当たり前に出来ていた。
 
あまりにも不可思議だったのでユーザーレビューを見た所、
 
「だまされた」
「使えない」
「S●NY終わった」
 
そんなのばかり。
 
あまりの作り手のマヌケさに、正直言って日本人のものづくりがダメになった理由の一端を見た気がした。
 
イヤホンで聞く事がメインの携帯音楽プレイヤーの音質の性能を追求したって、全然意味無い。
普通では聞き取れないような領域まで再生できたところで、その意味は?
そもそも、大概の人が入れているのはどこかからダウンロードしてきたような元の音質がたいしたことの無いものが大半だし。
聞くのも屋外が大半。
聞く側だってそこまでの聴力を持っているかどうか。
 
はっきり言って、そもそも商品コンセプト自体が完全にエンジニアのエゴ。
 
どういう使い方をされる商品なのか、本当に調査したのか?
 
実際、この市場は既にipodの独壇場、もはやS●NYは復活の見込みなし。
 
多分、S●NYは、売れない理由が未だ理解できていないんだと思う。
 
もっと音質を追求すれば売れるとか、もっと本体を小型化して容量増やせば売れるとか、おそらくそっちばかり考えている。
 
勿論、日本のもの作りではそう言う面は凄く大事だと思うけど、
使う場所、ユーザー層にあっていなければ全くの無意味、自己満足。
 
一方のipodは性能は必要最低限、しかし完全に使う人の目線で作られている。
 
 
 
というか、テレビにしても全部そんなのばかり。
 
地デジ化で大型液晶TV買ったけど、あのリモコンについている沢山のボタン、全部活用してるよ!って人、どれくらい居るのか?
 
テレビも完全に韓国勢に押されて日本のメーカーは撤退、縮小の一途。
 
韓国製TVを買う人の大半は、「店頭で見比べても日本製と差を感じなかったから」と言うらしい。
 
世の中の大概の大人は、メガネかコンタクト、老眼だったり近視だったり。
 
差異を感じない、と言うのは正直な感想だと思う。
 
売れないと更に付加機能やらを「付け足す」のが今の家電製品。
 
あれやこれとリンクできますよとか、そんなのばかり。
 
要らないんですよ、殆どの人は。
 
番組表見れて、オフタイマー付いていればもうそれでいいっていう人が沢山居るんです。
 
で、やたら機能詰め込むから故障する。
 
 
クルマも似たような感じ。
 
売れないからってメーカーが仕掛けてくるのは「低燃費」それだけ。
 
結果、電子制御スロットルはどんどんだる~い方向に仕向けられ、
 
オートマの変速タイミングもシャキッとしない。
 
よくわからない機能がどんどん追加されていく。
 
 
 
没個性化、詰め込み主義を強いられているのは、何も機械や車だけではなくて、今の子供たちや学生さんかもしれないけど。