キャリパーサポート
キャリパーサポート製作時によく聞かれること。
材質は?
超超ジュラルミンのA7075?
ジュラルミンA2017?
ありきたりの中強度A5052?
サポートの材質が気になるところなのはわかるけど、サポートに求められるのは材質の特性よりも形状。
アルミ合金もヤング率はどれも変わらない。
つまり、剛性はどれを選んでも極論変わらない。
腐食に弱いA7075を表面処理せずに使うとネジ部あたりから腐蝕して悲惨なことになっている過去の改造車を見かけることも珍しくないし、
オーバートルクで着脱を繰り返した為にネジ部が抜けてしまったA5052のサポートも見たことがある。
大事なのはローターとキャリパーのオフセット量を極力減らしてモーメントを減らす事、
捻れに強い断面形状を目指す事。
ただ、雌ネジ部の強度は当然ながら高強度部材の方が強い。
どこの誰が着脱を繰り返すかわからない市販品ならやはりジュラルミンを使うのは正解だし、
自分できちんとトルク管理するならA5052で何ら問題ない、というのが自分の考えです。