モノを作る

ゼロから作る場合には、創るって表現の方が相応しいか。


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目的としてはほぼ同じ目的で作られた部品。
けど、両者は材質も製法も違います。

同じゴールを目指して、使用目的、使用条件、加工方法、必要個数、そういった事を吟味した上で出来上がったものが、結果として作り手によって全く違うものが出来たりする。

加工しやすさを考えて柔らかい材料を選べば強度は無くなる、雌ネジも切れなくなる。

強度はあっても腐食しやすい材料なら、表面処理などの余計なコストが発生する。

必要個数によっては無垢材から削り出した方が安い場合もあるし、砂型を作って鋳物ベースで仕上げた方が安い場合もある。


勿論大前提として、理想の形状や製法がわかっていても、コストに縛りがあるのがものづくりなので、全てが理想通りなんて事にはならないのだけど。


だから人の作ったものを見るのは色々と勉強になる。
勉強、というか発想の転換だったり、違う視点に気付かされるというか。
自分のがイチバンだとか、ベストだって思いたいけど、それじゃ結局永久に進歩出来ないしね…