モノの価値

本当にあった話。

 

地元では名家の流れを汲む友人宅。

祖父母の建てた家屋を取り壊すにあたり出てきた開かずの金庫。

 

壊してみると中には現金が。

昭和初期の頃のお金で数千円分、

現在の価値にして数千万円相当。

 

しかし、ご存知の通りこれを銀行に持っていっても額面通り数千円にしかならない。

 

何とも当たり前なのに奇妙というか損したというか。

当時であれば家も建てられる金額。

古銭としての価値はいくらかはあるのだろうけど、

仮にこれで当時、金をはじめとした貴金属を購入していればどうだったろう?

 

貴金属は物価上昇と共に値上がりするのが時代の常だから、数千万円に換金できた可能性がある。

(戦前は金は日銀の管理で個人で公には投機目的に買えなかったらしいけど)

 

まあ、古美術だったりを購入していても同じく額面以上で換金はできた筈。

 

と考えると、貨幣の価値とは一体何なのかを考えさせられる。

 

そんなあなたにコレ

 

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ヤフオク落札結果…

ただの樹脂レンズです。

当時1000〜2000円だったものがたった数十年で50倍ほどに!

 

当時に戻って100万円分レンズを買っておけば、5000万円ですよ!

 

二番煎じを狙うなら、今からすぐにヤフーショッピングでPOSHのゼファー用ウインカーレンズを100万円分買う…

 

って人は居ないと思いますが。

 

まあ、なんにしても通貨価値の安定した日本に生まれた自分達には想像しにくい話ですが、微々たる財産とはいえ、他の形にリスク回避も含めて分散させておく、って考えもこれからの日本では必要な気も。

 

しかしモノの価値って何なんでしょうね。

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