トラブルシュート
旧い並列4気筒でナンバーワントラブルといえば点火系統。
特にMK-2以降の純正のフルトランジスタ点火システムは比較的信頼性の高い、単純且つシンプルな構造ですが、それだけについついメンテも後回しにしがちです。
エンジンはフルO/Hしたけど、点火系は良く仕組みも分からないし、とりあえず4気筒全部に火が飛んでいるからいいか、という人も結構多いと思います。
しかしトラブルはある日突然、忘れたときにいきなりやってきます。
走行中に突然「ボボッボ・・・」
タコメーターが変な動きをたかと思ったらそれっきり2気筒に・・・そして止まった。
という経験、された方も多いでしょう。
タンクを外してみたらコイルブラケットが破断してコイルが転がっていた、なんていう程度なら笑い話になりますが、症状が出たり出なかったりするとかなり困ります。
というわけでそんなときは・・・
当たり前ですがまずはプラグ、プラグコードをチェック。
1気筒だけ不調ならまずそのあたりでしょう。
(勿論、エンジンのコンプレッションが正常でキャブも正常な場合のみです)
と、まあ、その程度のトラブルなら悩む人も少ないと思います。
コード、プラグも全て異常なしなら・・・
まず一番に点検するのはイグニッションコイルに12Vが流れているかどうか?
コイルに入っている赤線をチェック、キーをON、キルスイッチもONなら絶対に赤線にそれぞれ12V来ているはずです。
そこに12V来ていないようなら、疑う点は4つ。
メインキー及びそのカプラの接触不良
キルスイッチ及びそのカプラの接触不良
ヒューズ及びそのカプラの接触不良
メインハーネスの断線
経験上、4気筒全てに火が飛ばない場合は上記のどれかです。
しかし、12V来ている、或いは#1&#4、#2&#3の組合せで不調なようならイグニッションコイルにマイナス信号が来ていないかコイル自体が壊れているのが原因です。
ここで殆どの人が挫折してしまいます。
だって、イグナイター、コイルの点検なんて簡単には出来ないですよね。
コイルの1次抵抗、2次抵抗を測定するのも手ですがこれもコイルの状態を100%保証するものではありません。
厄介な事に熱をもったときだけ抵抗値が大きく変化するというケースもあるので・・・
で、救いなのがこの手のエンジンは全て(#1&#4)と(#2&#3)が同時点火であるという事。
例えばどうしても(#1&#4)だけ調子が悪い場合、考えられるのは(#1&#4)用コイルの不調か、イグナイタからの(#1&#4)用マイナス信号が来ていないかのどちらかです。
が、そんなものは目視では分かりません。
そこで、(#1&#4)用コイル配線(純正ならクロ)と(#2&#3)用コイル配線(純正ならミドリ)を差し替えます。
当然、それでは下死点で火が飛ぶのでパンパン言うだけでエンジンはかかりません。
なので届くなら(#1と#2)(#3と#4)のプラグキャップを差し替えます。
届かない場合、面倒ですがプラグコードを取り替えます・・・
それで同じ症状が今度は(#2&#3)に出れば、(#1&#4)用コイルの不良。
変わらず(#1&#4)が不調なら、イグナイタからの(#1&#4)用マイナス信号が来ていない。
全くエンジンがかからない、ということは消去法でいくと、(#1&#4)用コイルの不良、且つイグナイタからの(#1&#4)用マイナス信号が来ていない・・・となりますが、この2つが全く同時に起こる事は稀です、上記までの手順に間違いがあるか、プラグがとっくに死んでしまっているかを先に疑うべきです。
また、イグナイタからの(#1&#4)用マイナス信号が来ていない場合は・・・
進角ガバナのトラブル、センターボルトの緩み、曲がりでパルシングコイルが信号を拾えない
パルシングコイルのハーネスがタイラップなどで強く縛られすぎて断線している、或いはマフラーなどに接触して溶けている
各接続コネクタの接触不良
イグナイタ自体の問題
パルシングコイル不良(コレも1.4用と2.3用を入れ換える事で判断)
実際にはまだまだまだ要因は多いんです。
タコメーターユニット、メーター配線不良でトラブルを起こした事例も有りますし、(カワサキ車は#1#4用の信号をタコで使っている)
必死にトラブルシュートしていたら、単に使い古したプラグが死んでいただけだったとか、
電話で必死に説明していたら「プラグはまだ見ていません、だって3000kmも使っていないのにダメになるわけないじゃないですか」と全く先入観だけで作業していたり、
そもそも間違った抵抗値のコイルが流用されていてイグナイタを焼いていたり、
配線、コイルの劣化でクランキング時にセルモーターに電気を食われてコイルに電流が足らず、火花が異常に小さく始動が困難なだけだったり、(押しがけならウソみたいに一発でかかる)
ダメだ、それでもどうにもならん!という場合はもうプロに任せましょう・・・
誤った作業でイグナイタを壊してしまう事もあります。
特にMK-2以降の純正のフルトランジスタ点火システムは比較的信頼性の高い、単純且つシンプルな構造ですが、それだけについついメンテも後回しにしがちです。
エンジンはフルO/Hしたけど、点火系は良く仕組みも分からないし、とりあえず4気筒全部に火が飛んでいるからいいか、という人も結構多いと思います。
しかしトラブルはある日突然、忘れたときにいきなりやってきます。
走行中に突然「ボボッボ・・・」
タコメーターが変な動きをたかと思ったらそれっきり2気筒に・・・そして止まった。
という経験、された方も多いでしょう。
タンクを外してみたらコイルブラケットが破断してコイルが転がっていた、なんていう程度なら笑い話になりますが、症状が出たり出なかったりするとかなり困ります。
というわけでそんなときは・・・
当たり前ですがまずはプラグ、プラグコードをチェック。
1気筒だけ不調ならまずそのあたりでしょう。
(勿論、エンジンのコンプレッションが正常でキャブも正常な場合のみです)
と、まあ、その程度のトラブルなら悩む人も少ないと思います。
コード、プラグも全て異常なしなら・・・
まず一番に点検するのはイグニッションコイルに12Vが流れているかどうか?
コイルに入っている赤線をチェック、キーをON、キルスイッチもONなら絶対に赤線にそれぞれ12V来ているはずです。
そこに12V来ていないようなら、疑う点は4つ。
メインキー及びそのカプラの接触不良
キルスイッチ及びそのカプラの接触不良
ヒューズ及びそのカプラの接触不良
メインハーネスの断線
経験上、4気筒全てに火が飛ばない場合は上記のどれかです。
しかし、12V来ている、或いは#1&#4、#2&#3の組合せで不調なようならイグニッションコイルにマイナス信号が来ていないかコイル自体が壊れているのが原因です。
ここで殆どの人が挫折してしまいます。
だって、イグナイター、コイルの点検なんて簡単には出来ないですよね。
コイルの1次抵抗、2次抵抗を測定するのも手ですがこれもコイルの状態を100%保証するものではありません。
厄介な事に熱をもったときだけ抵抗値が大きく変化するというケースもあるので・・・
で、救いなのがこの手のエンジンは全て(#1&#4)と(#2&#3)が同時点火であるという事。
例えばどうしても(#1&#4)だけ調子が悪い場合、考えられるのは(#1&#4)用コイルの不調か、イグナイタからの(#1&#4)用マイナス信号が来ていないかのどちらかです。
が、そんなものは目視では分かりません。
そこで、(#1&#4)用コイル配線(純正ならクロ)と(#2&#3)用コイル配線(純正ならミドリ)を差し替えます。
当然、それでは下死点で火が飛ぶのでパンパン言うだけでエンジンはかかりません。
なので届くなら(#1と#2)(#3と#4)のプラグキャップを差し替えます。
届かない場合、面倒ですがプラグコードを取り替えます・・・
それで同じ症状が今度は(#2&#3)に出れば、(#1&#4)用コイルの不良。
変わらず(#1&#4)が不調なら、イグナイタからの(#1&#4)用マイナス信号が来ていない。
全くエンジンがかからない、ということは消去法でいくと、(#1&#4)用コイルの不良、且つイグナイタからの(#1&#4)用マイナス信号が来ていない・・・となりますが、この2つが全く同時に起こる事は稀です、上記までの手順に間違いがあるか、プラグがとっくに死んでしまっているかを先に疑うべきです。
また、イグナイタからの(#1&#4)用マイナス信号が来ていない場合は・・・
進角ガバナのトラブル、センターボルトの緩み、曲がりでパルシングコイルが信号を拾えない
パルシングコイルのハーネスがタイラップなどで強く縛られすぎて断線している、或いはマフラーなどに接触して溶けている
各接続コネクタの接触不良
イグナイタ自体の問題
パルシングコイル不良(コレも1.4用と2.3用を入れ換える事で判断)
実際にはまだまだまだ要因は多いんです。
タコメーターユニット、メーター配線不良でトラブルを起こした事例も有りますし、(カワサキ車は#1#4用の信号をタコで使っている)
必死にトラブルシュートしていたら、単に使い古したプラグが死んでいただけだったとか、
電話で必死に説明していたら「プラグはまだ見ていません、だって3000kmも使っていないのにダメになるわけないじゃないですか」と全く先入観だけで作業していたり、
そもそも間違った抵抗値のコイルが流用されていてイグナイタを焼いていたり、
配線、コイルの劣化でクランキング時にセルモーターに電気を食われてコイルに電流が足らず、火花が異常に小さく始動が困難なだけだったり、(押しがけならウソみたいに一発でかかる)
ダメだ、それでもどうにもならん!という場合はもうプロに任せましょう・・・
誤った作業でイグナイタを壊してしまう事もあります。