勉強

関係ないと思っていた事象が、たまたま何かに結び付くって事、ありますね。

先日記事に書いた
http://m.blogs.yahoo.co.jp/kz1136j/53453780.html
ピストンにサークリップがめり込む事件。
情報収集してると、ワイセコに限らず、他車種、他ピストンメーカーでも経験している人が多いようで。
自分もまだまだ経験不足だな…と。
C型サークリップはかなりの張力があるにも関わらず、円周上に均一に力がかからない為、張力をピストン側のサークリップ溝にピンポイントに加え過ぎて、結果、溝が変形、サークリップが埋もれていく…という課程で起きるとしか思えません。

場数踏んでる人なんかは、既にそれなりに対策までされているようです。

で、たまたまそんな話を電話でしていたら、とある某メカニックさん、
「ウチは、サークリップの代わりにリテイニングリング入れてるよ!」
と。

なんだそれ?

聞いてみたらこれ。
板を巻いたコイルのような形状。

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あれ、これ、ちょうど今探していた昔のワイセコなんかが使ってたヤツ。
確かにコレなら張力が限りなく360度均等に加わるし、良さそう。

早速情報収集。
製造元?取り扱い元?にも電話。
如何なるサイズの溝にも対応可能らしい。

代理店も紹介してもらい、対応も個人相手に親切丁寧。

というか、別件で旧ワイセコのこのタイプのリング探してた時にベストタイミング。

話を聞くと、元々規格品で、競技用車両のピストンピンに使われている例も多々あるとか…(あまり詳細はNG?)

どうりでワイセコのリペアパーツの件で…とアメリカの知り合いのショップに問い合わせたら、「日本で簡単に手に入るはずだぞ?本当にこっちに頼むか?」と、不思議な対応された理由がわかりました。

まあ、テフロンピンボタンを使っても、リング食い込むよりは良いんですが、やはり日本人には抵抗ありますね…

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年末でドタバタしていましたが、このリングはピストンピンに限らず、他にも色々使えそう。

良い勉強&ルート開拓になりました。