見極め

この前の記事でワイセコのピストンって書いたら、
 
「あれって、●●さんのブログで見たんですけど、精度も悪いし設計も旧くてダメなんじゃないですか?」
 
的なメッセージを頂きました。
 
まあ、何を持って精度を基準とするのか、何を持って旧いというのかはわかりませんが、どこぞで拾った情報よりも、私は自分自身の経験から選んでいるだけで・・・
 
そう言う言い方をされると非常に気分が悪いし、人に勧めて組んだこともあるし、人に勧めた側の立場はどうなるのか。
 
勿論他社のも使ったことはあります、ワイセコを非難している方のピストンを使ったこともあります、その上で選んでいるだけです。
 
他所の知らない誰かがどう言おうと何を書こうと、自分の経験がそれで揺らぐ事はありません。
 
だいたい、ワイセコでトラブル起こすのってピストン自体が原因って事よりも、単にサイズ選択誤ってスリーブ薄過ぎとか、セッティング全然出してないのに全開棚落ちとか、そっち系の組み手の問題が95%。
 
mk2系やJのノーマルスリーブに73mmだとスリーブの強度の都合上、寿命が短いのは事実です、でもそれはピストンのせいじゃない、そのサイズを選んでノーマルスリーブを使った組み手のせい。
ピストンに罪はない。
 
スリーブサイズを誤ったり、付属のボロガスケット使うからオイル漏れや圧縮漏れしたり、緩んだスリーブ無理して使うから熱がこもって油温がやたら上がったり。
それはピストンのせいですか?
まあ、確かにサークリップ溝の加工不良品に当たった事もありました、組む前に気付いたから問題はありませんでしたが組む前のチェックは自己責任の範疇と考えています。
 
 
エンジン部品に限らず、他所の製品の名前出して非難したりダメ出しする作り手って、私自身は信頼できません。
それって自惚れだと思うんですよね。
だって世の中に完璧なものって存在しないんだから。
だったら貴方の作るものは全て完璧なのか?と。
貴方の作ったもので過去にクレームが生じたものはないのか?と。
 
並行なら実質5万円で買えるワイセコピストン。
これも大きな魅力ですよ。
これより高いくせにタチの悪いピストンも存在しますからね・・・
 
 
値段が3倍で性能も持ちも3倍ならお買い得だけど。
 
 
しかし日本では信教の自由は憲法20条で保証されています、何を信じるかは勿論個人の自由という事で。