悪くない

J系と言うと取り沙汰されるのは最強伝説のGPzヘッドですが…


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J系初期タイプの完全半球型ヘッド。

いま手に入るポリスとも燃焼室形状は違います。

キャブホルダーの間にフィンの付いているタイプのヘッドです。

これも乗ってみるとなかなか良い。

特にワイセコ72~73mmのピストン形状とも相性が良くて。

ワイセコは74mmからはトップ形状が変わるけど、あれも良し悪しで、おとなしいカムを合わせたり、面研をあまりしないなら73mmのタイプのピストンの方が何かと素直なエンジンに仕上がる…ような。

あと、ワイセコに限らず社外ピストン組む人に、圧縮比を実測してみたらカタログ値にに届かないんだけど、何か測定方法を誤っているのか?ってたまに聞かれますが、経験上、通常のオーバーホール時に計測すると特にワイセコはカタログ値の10.25:1にはまず届きません。
オーバーホールでバルブはシートカットして沈んでいるし、ガスケットの厚みがワイセコのはきちんと考慮されていないような?気もします。

特に流用バルブでJにGPzバルブを組んだり、ZにJバルブを組んだりすると尚更バルブフェイスが沈み込むので、パワーアップを狙ってビッグバルブ化したつもりが逆にパンチのないエンジンになってしまうなんて本末転倒なことも多々。
短いバルブを流用するなら、面研は必須です。
中にはZ系ヘッドのシートリングをざっくり削り込んでGPzのバルブを使った車両もありますが、あそこまで短いバルブでセット長を出そうと思うとかなりバルブは沈みます。
燃焼室容積がかなり増えます、パワーアップどころか…逆に…バルブは重いし圧縮比は落ちるし…ってパターンで泣いた人も居るのでは。

さて、1428ccヘッドも進めます。