オーバーホールなんか無意味?

って言ってしまう事があります。

何言ってんの?と思われるかもしれませんが…

オーバーホールって、定義云々は別にして、要は使い古した機械をできる範囲で機能を回復させる、そういう物だと解釈しています。

そうするしかない車体…
つまりその車体の代わりが無い、その物をオーバーホールしないと乗る事が出来ない、だからワザワザ大金叩いて皆さんオーバーホールをしています。

ただ、この条件外の場合は…

例えばZRX1200で15万km走ったからオーバーホールしたいと言う相談をバイク屋時代に受けた事がありました。

愛着がとか、カスタムしてるから…とかそんなお話でしたが、私は作業を受けませんでした。

ZRXならそれより遥かに走行距離の少ない車体がゴロゴロあるし、それこそ新車だってあるし、オーバーホールしたからって新車に戻るわけではありませんよ、と。

結果的にその方は新車に買い換えて、カスタムパーツを移植となりました。

愛着が…と言われる方は多いですが、まだ程度の良いものがいくらでもあるような車体なら、そっちに乗り換えって方が絶対後々の事を考えると良い、ってのが持論です、現行車なら尚更。
10万km走ったクランク、コンロッド、クランクケースもメタルを新品に変えれば元通りかって言うと、当然ですが新品には劣りますから…
エンジンだけに目が行きがちだけど、乗り物なんだから電装類、接点部、車体各部の可動部も同様で。

そういう意味じゃ、ゼファーシリーズなんかは今が過渡期でしょうね…

まだ探せば走行距離1万km前後のものは見つかるし。