無理難題

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はい、あまり得意というわけではありませんがH2です。
夏に足回りをド改造してそのごちょこっと乗られたようですが、マッハ系定番の
クラッチ重いのでどうにかして」
ということです。

レリーズとケーブルをグリスアップしてメンテして・・・というだけではダメなようで、色々考えてます。

レリーズはオーナーズクラブの方が開発された対策品に変えるのが定番のようです。
しかし油圧クラッチがご希望なのですが、このレリーズ位置だと通常のプッシュロッド方式では無理です。
ケーブルを引っ張るタイプのセミ油圧シリンダーを使う方法もあるようですが、あまり気が進みません。

刀の電動アシストクラッチを流用する手が一番早いような気もしますが・・・

いつも無理難題ばかり仰せられてなきそうですが、今回もどうにか解決しないと。

しかし心配だったオフセットスプロケットの緩みが出ていなくて一安心です。
いずれにしても500km毎位にはチェックが必要ですけど。



そうそう、オフセットスプロケットの緩みが怖いのか、一部レース仕様などでスプロケットとナットを溶接してしまうところがあるようです。
なんでも、それでも溶接が飛んでナットが緩むとか。

いやいや、ちょっと待ってください。
ナットが締まるというメカニズムをどう考えますか?
ナットやネジが緩まないとき、バーナーやトーチで炙って膨張差を利用して緩めますよね。
締めたナットを溶接した時点で、もうそのナットは溶接の熱で締結力が弱まっているような気がするのですが・・・。

どうしても溶接したいなら、これでもかというくらいに肉盛りしないと効果がないと思うのですがどうでしょう?
バラす時のこと考えると憂鬱ですけど。

ナットの座面にモリブデンペーストを塗布して、規定トルクで締める。
ZZR1100のCタイプでは純正が15mmのオフセットスプロケットですが、140ps以上の出力を誇るエンジンでもちゃんと組めば緩むことはありません。
ちなみにJと同じスプラインです。

ただ、Z系のようなスプラインが小さく、古くてスプラインが傷んで甘いような場合だとオフセットスプロケは・・・10mm以上のものは使いたくないですね、実際。