続:S1タイプって・・そしてカスタムって?

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こちらはたしかaj製のS1スイングアーム。
先日画像を載せたものとはまた細部がかなり違います。
http://blogs.yahoo.co.jp/kz1136j/25134525.html

J系改ってなんだかこういう雰囲気が好きなんですよ。
S1アーム、ダイマグHセクションホイール、CP2696でなくて3696、下品な安物ビレットでないハードアルマイト仕上げで無骨なリアフローティングブラケットに鋳鉄ディスクをリジットマウント・・・みたいな。

申し訳ないけど、安物寄せ集めただけの車輌とは全くオーラが違うんですよね・・・

この車輌も、前オーナーが物凄く長い期間かけて、妥協せずにコツコツ作りました。

で、最近疑問に思うのは、なぜカスタムを急ぐのか?

確かに周りにはフルカスタムに近い状態の車輌がたくさん居ますけど、殆どみんな10年がかりの結果、集大成というところです。

結果、カスタム総費用が300万とか400万とか笑い話みたいになってますけど、みんな普通のサラリーマンで特別「富豪」というわけでもありません。

10年で300万といっても、年間30万、月当たり2.5万です。
日割りで800円ちょっと。

10年楽しんでる趣味で考えれば、実に質素な?遊びですよ、実際は。

一日タバコ二箱にビール一缶とドッコイの小銭です。

やたらと急いでカスタムして、急ぐものだから予算が取れない。
一日コツコツ800円なら誰にでもできるけど、一月に50万、100万と無茶するから全ての選択肢が安易にカタログに載ってる安いもの、安いもの、怪しい中古部品、微妙なボルトオン部品で組んでいって、結果出来上がってみたら・・・
当初のイメージと全然違う、まるでどこかの宣伝車?回し者?デモ車?みたいな事になって、乗ってみても本当にこれっていいバイクなの?と薄々疑問に思いつつ、騙し騙し乗るも結果又それからやり直し・・・

どうも最近そういう傾向が強いので、虚しい仕事が増えたり、ディスカッションが上手くいかなかったり。

皆さん、あせらずコツコツ行きましょう。

それと、無理にカスタムしなきゃ!と強迫観念に迫られてる貴方!
カスタムの本来の原点に戻りましょう。

不満のある場所を、自分好みに改善する、それが原点です。

足回りは、確かに一気にやったほうがコストは安いし無駄もないんですよ。
でも、一気にやるってのはきっちりと自分の中でプランが決まってるなら何も前後同時じゃなくても全然OKだと私は思ってます。

予算の都合でフロント周りが例えばWPの倒立にマグ鍛17インチ、ブレンボのレーシングキャリパーに・・みたいな事になっててリアがノーマル。

確かに見た目も乗りアジも妙なものになるけど、安全上の問題がないなら全然OK。
だって、自分のバイクじゃないですか。

妙な乗り味を楽しむのもまた過程を楽しむという事で。

いずれリアをこうするんだ!って言う確固たる信念があれば、いずれはきっとイイ物が出来るわけです。

そのいずれが来るのを楽しみに毎日コツコツ800円・・・

自由に行きましょう!