9月

あっという間に夏が終わっていきます。

ぼちぼちツーリング、走行会の増える季節です。

自分も今週末はサーキット走行会ですが、
最近、少し気になる事というか、ん?と思った事について。

とある、その類のイベントに関わる方の発言。

・誰でも大型免許が取れるようになって、サーキットでのライダーのレベルが低くなったよね

・あんな安いツナギ着て走るなんて俺は怖くて出来ないよ

・下手なのにサーキット走って楽しいのかね?

・あんなボロバイクでサーキット走るなんて、サーキット舐めてんの?

的な発言(実際はもっと遠回しにだけど)。

確かに一歩間違えば死と隣り合わせの遊びです、言われていることは決して的外れとは言えない。

けど、それを主催側の人間が発言するってどうなの?と。

大前提として、そういう人を含めたライダーが居るからこそ、イベントが成立しているんだし、
上手くなりたいからそこクローズドコースをお金を払って走りに来ているんだし、
初心者がいきなりフルオーダーの30万円のツナギなんか作るわけないし、
ワンメイクレースじゃないんだから規定されている条件をクリアすれば、ちゃんと整備されているなら旧車だって走ってもいいのでは。

レースだって、速い人も遅い人もいるからレースになるわけで。
ST600で地方選出てるような人が一般ライダーの参加する走行会にやってきてオラオラ走行したりとか、腹立たしい思いをする事もあります。
レースで勝てないからってこんなとこに来て憂さ晴らししなくてもと思うんですが。

そう言った考え、行動で裾野を狭めると言うか、新たに始めてみようという人にあえてハードルを高めたり、下手な奴は来るんじゃねぇ、遅い奴、遅いバイクはダサいよ、的な考えで一部の人がやってきた結果が、
身内だけで固められたような草レースや、サーキット=敷居が高い、閉鎖的ってイメージを先行させたり、
サーキットに限らず言えばライダー全体の高齢化、若者のバイク離れにまで繋がっているような気がしてしまう。

ローカルルールを勝手に作って、大した台数もいないのに広々とピットを占拠してしまうショップやチームも同様。

最近はタイヤメーカー主催のサーキット走行会などで、一つのイベントとして多くの人が楽しめるようにクラス分けしたり、同伴者にもなるべく退屈させないような工夫がされたり、一時期の走行会に比べてみれば大盛況のイベントも開催され、多くの人がサーキットを楽しめる機会も増えました。

250限定などのクラスでは10代、20代の若者や女性も多く見受けられて、とてもいい流れだなーと。
若者達が興味持ってくれないと、これから先のイベントも今のままライダーの高齢化が進めば走行会もレースも無くなっちゃいますかね…

若い芽を摘んで悦に浸るのも良いですけど、それよりはこれからサーキットを走ってみたい人が萎縮しちゃうような雰囲気や閉鎖的な雰囲気をなくすような作りを主催者側の人、マーシャルライダーさん、レース関係者には望みたいですね…