スターターワンウェイがすぐ壊れる車両
圧縮圧力はさほどでもないのにスターターワンウェイがすぐ緩む、滑る、壊れる車両
共通しているのは、
クランキング時の点火時期不良、過早点火の場合が多い
バッテリーが弱っている、或いはバッテリーターミナル〜スターターマグネットスイッチ〜スターターモーター間のリード線が劣化して電圧降下している為にスターターモーターの回転が遅い
同様にアース不良でスターターモーターの回転が遅い
スターターモーターが劣化してクランキング速度が遅い
こういう車両が多い気がします
400〜600ccの単気筒エンジンをキックスタートでかけた経験のある方ならなんとなく分かるのではと思いますが、
中途半端なキックだとクランクが上死点を押し切れず跳ね返されてクランクが逆回転、強烈なケッチンを喰らいます
弱ったセルモーターも同様、クランキング速度が不足するとクランクが一瞬逆回転しようとしてスタータークラッチにあらぬ力が加わります
ジェネレーターカバーの中からスタータークランキングの度にカキーンという打撃音を連発しているようなのはまさにそれで…
また、劣化したリード線含めたスターター系統に電気を食われすぎると、クランキング時のイグニッションコイルへの電圧も下がり、点火プラグのスパークもいまいちな状態になり、ますます始動困難になるので悪循環
部分修理を繰り返すような場合は、他の部位も総合的に診てあげたいところですね