キレる前に確認を
少し前にフルO/Hした車輌が戻ってきました。
が、ちょっと怪訝な表情。
オーナー氏「O/H後、しばらくしてから・・始動時の白煙が酷い気がするんですけど・・・」
私「え?そ、それはスミマセン、ちょっと診させてください。」
預かり、一晩置いて始動。
た、確かに・・・
始動して暫くすると物凄い煙幕です。
あらら・・・ステムシールをハメそこなったかな?
それともリング折っちゃったのか?
それとも、バルブガイドがマズイのかな・・・
胃が痛くなります。
プラグ4本抜いてシリンダ内部を視察。
以外にもピストントップはどこもドライな状態。
あら?何故??
考えました。
結果・・・
ドレンボルトからオイルが漏れて、オイルがポタポタとマフラー集合部に落ち、内部に流れて集合部に溜まっていたようです。
オイル交換はオーナーさんが自分でやっていたということです、昔、ドレンを舐めた事があるのでそれ以来、ほんの軽くしか締めていなかったという事でした・・・。
オーナーさんもちょっと気まずそう、ですが笑い話で済んでよかったね、と一件落着。
マフラー内部洗浄、ドレンをきちっと締め付け後、もちろん白煙は止まったそうです。
しかし見せに戻ってきてくれてよかった、悪いウワサは広まるの一瞬ですからね・・・