約10年前

思えば自分が大学出る頃も不況の真っ只中。

就職って本当に大変だった。

工業大学出たって、仕事は営業ばかり。


結果、周囲の猛反対を無視して若気の至りでバイク屋に転がり込み、本当に苦労した思い出があります。

ふと当時の給料明細を見たら、年の総支給額が170万円とか。

手取りじゃないですよ、総支給額です。

平成のこのご時世でですよ!

手取りにすると月収は10万くらい。

労働時間は月300時間位行ってたと思う(時給換算すると400円くらいかな?)

口座残額もいつも数千円を彷徨って。

まあ、それでもやりがいがあった・・と言えば聞こえはいいけど、本当はヤリ甲斐なんかじゃなく、周囲の猛反対を無視した以上、簡単にはギブアップ出来ん!って意地で何とか辞めずにいられたのかな。


20代前半、思い出すと、本当に情けないやら悲しいやらの思い出ばかり。

あの頃はハイオクなんて贅沢品、入れる勇気も無かったし、

クルマなんていつも人に見せられないようなポンコツばかり、デートのときは先輩や友達に頭下げて車借りたりしてたっけ。

ヘネシーなんてそれがワインなのかブランデーなのかウイスキーなのかさえ分からなかった。

友達にスノボーや海に誘われたり、披露宴に呼ばれてもお金ないからいつも断ってたし。


冴えない思い出ばかりで本当に苦しい時代もあったけど、今思えば本当に一瞬の出来事。

職場に対しては、とても世話になったのも事実。

逆に、犠牲にしたものも多々有るけど。


20代後半からは、一応、あれこれやって人並みの収入、生活は手に出来たけど。
(給料は殆ど上がってないです)

でも、基本、20代ってビンボーでいいと思う。

無茶してフルローンで身分不相応のクルマ買ったり、毎週飲み歩いたり出来るのも

全て若気の至りで許されるし

そういう遊びの面を充実させたほうが、結果的にいい仲間に恵まれたり。

友達も作らず、遊ばず必死に貯金してる20代って、可愛げ無いし。
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