昆虫採集(バイクと関係なし)
夏も終盤に近づいた。
夏の男の悦び、昆虫採集の時期も終焉を迎えつつある。
で、最近思うこと。
実家の近場の雑木林はかつてカブトムシ、クワガタの宝庫だった。
しかし、ここ数年で急激に生息数が激減してきている。
環境の変化?とも考えるけど、もっと奥地のポイントなどではそういう傾向は感じない。
ここ数年、近場の雑木林を散策して気になることがある。
比較的市街地に近いこともあり、夏休みになると親子連れの姿が目立つのだが・・・・
とにかくマナーが悪い。
我が子を喜ばせたい気持ちは分かるが、大きなスコップでクヌギの根元を手当たり次第掘り返してそのまんま。
樹液の出ている木が見つからないからと、ノミでクヌギの幹を彫り込んだり、ドリルで幹に穴を開けている。
樹液なんて2日3日で出るもんじゃないでしょ。
ストッキングやなんかにエサを入れて木に縛り付けて、そのまま放置。
エサのゼリーのプラ容器がちこちに散乱。
見つけた固体を片っ端から持ち帰る、一家族で数十匹も持って帰る必要があるのか?
自分だけ・・・そう思って繰り返していけば、虫なんてあっという間に減っていく。
子供に教えるべきなのは、そういう強引な手法を引き継ぐ事ではないでしょう?
カブトムシもクワガタも、ましてや大きなオスはそう容易く採れるもんじゃないんだよ、って事を教えるのも親の役目では?
飼うなら飼うで、責任持って子孫を増やして森に返す、それくらいの心構えが欲しいね。
そんな覚悟が無いなら、はじめからお店で売られている養殖物を買って欲しい。
自然界の中で立派な大きい固体が育ち、寿命をまっとうするのは、本当にいい条件が重ならないと難しい事。
その条件を破壊していくのは、昆虫採集ではないよ。