改造?改良?

チタンボルト。
 
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これ、M10で、某車のラジアルマウントキャリパーに使用したいって、オーナーさんが準備したものと全く同じ物の画像。
 
この手のボルトを某イタリアのポジポ・・・で揃えると、たしか4本で15000円位はしたはずです。
 
オーナーさん、ヤフオクでその半額位でこのボルトセットを買ったんですが、現物を見てみると・・・
作りがやや荒い。
ポジポ・・・のボルトは、ネジ部が転造なんだけど、コイツは切削。
 
で、調べてみた。
 
どうもこの手のボルトを安売りしている業者は複数あるようで、中国製のチタンボルトを大量購入して、多少ヘッド部にザグリ加工を後で入れたりしてオリジナル品として売っているらしい。
で、中国本国のショッピングサイト、卸売りサイト系のHPで輸出価格を見てビックリ。
M10で1本あたり3~4米国ドル。
 
怪しすぎる、チタン合金には違いないのかもしれないけど、一体どんな素材なのか見当もつかない。
というか、そんな物、ブレーキに使って大丈夫なのか?
って言うか、まずいんじゃない?
 
昔からよく、2ピースのレーシングキャリパーの締結ボルトをチタンボルトに変えたら、伸びてダメになったとか、噛み付いて折れ込んだなんて話を聞きますが、あれってこの手の怪しい系チタンボルトの仕業かもしれませんね・・・
 
もっとも、高価なレーシングキャリパーにあえてメーカーが鉄ボルトを使用しているのにはそれなりの理由があるわけで、むやみに錆びるとかそう言う理由であえて「素材のよくわからない怪しいボルト」に交換するのは自分的には「無し」ですが。
まあ、実際、ポジポ・・・とかのボルトでトラブったってのは聞かないし、ストリートでチョイ飛ばす程度なら問題ないと思うけど。
 
まあ、大概のオッサンライダーは、自分も含めて、ボルト軽量化する前に、ライダー軽量化しろよ、ってケースが大半なんですが・・・