ようやく・・

雨の休日、タンドラはちょっと手入れ中なのでこういう日こそ
 
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開始です。
 
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一先ず、これでいいだろうというクリアランスは出しました、といってももう1機のほうで未だ苦戦と言うか模索中。
 
ちょっとベアリング関連での悩む部分もあったり。
 
作業遅いよ、って声も聞こえてきますが、組むのには時間はかかりません、それこそ丸一日あればバルタイ調整除けばZエンジンなら余裕で組めます。
 
しかしそれは組むだけの話であって、ガスケット剥がしから始まる各面出し、面チェック、各ポイントの磨耗度合いのチェック、全ネジ穴点検清掃・・・
夜間数時間だけの作業では、本当に少しずつの進捗。
ましてやそこに改造や、欠品、対策部品の手配などが加われば益々時間も費用も嵩みます。
 
手抜きしようと思えばもっともっと手抜きは出来るんですが・・・・
 
例えばこういう所、ZにJミッション流用の際に逃がすポイント。
 
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手作業でシフトフォークを削ります、これは8割仕上げたところ。
これでようやく逃げたので、次はスムーズ仕上げをします。
サンダーやグラインダーでががっと一気に削れば早いんですけど、元ある部品の強度を少なからず落とす作業なので、カムノーズ逃げ加工同様、切削は最小限に、切削後は可能な限りスムーズな面出しを心がけて、ミッション、ケースを仮組みしてはペーパーグラインダーで少しずつ少しずつ最小限度の切削にします。
 
アパートの一室の作業なので、さすがに深夜には出来ない作業ですが、たったコレだけの作業でも2時間付きっ切りになったり。
 
で、仮組みしていれば、次に気になってくるのがドラム位置決めのセットボルトの磨耗や、シフトフォークのセットボルトの磨耗、ついでにドリブン側シフトフォーク自体の磨耗。
 
当然新品は手に入らない。
もっと手持ちでイイのあるだろ、って別のジャンクエンジンからシフト関連摘出してきたりしていればそこでまた数日、数週間。
アメリカ帰りのエンジンは、幸いにしてミッション、シフト関連は状態のいいものが比較的多いけど、日本国内で10年、20年乗られていたものは本当にシフト関連の磨耗が目立ちます。
ミッションコンバートしても、シフト関連がガタガタだと気持ちよくないし。
 
なんてやってると、本当に時間ばかり経って作業が進まない。
 
ネジ穴掃除にしてもそう、ブラスト打ったエンジンは本当に大変。
マスキングはしてるんだけど・・・・やっぱり微量に入ってる。
これをサボったせいで、後にボルト噛み付き折れ込み等の災いを招いた例をコレまで本当に多数見てきたので、
こればっかりは手が抜けない。
エアで飛ばせば大丈夫なんて思っていたら大間違い。
 
 
 
とまあ、本当に地味な下準備が必要なんです。
 
ちょっと、言い訳させてもらいました・・・・
 
勿論拘ればまだまだきりがないくらい細かい作業はあるんですが、やはりDIYで仕事の傍ら・・となると、プロの方、本業の方には到底敵わない作業効率の悪さです。
 
でも、やるしかない。
 
もう少し待ってください、春には何とか・・・・