機会をください

製造業に勤めていると、業種問わずコスト削減の為海外生産と言う台詞をうんざりするくらい耳にします。
 
空洞化していく日本。
 
何か変な気がしますよ。
経団連のお偉いさん、こう言うのって企業が生き残るための正しい戦略なの?本当に?
 
派遣業使って日本の若者を安くこき使って、散々ぼろ儲けした大手製造業さん、今度は派遣も切り捨てて、安い賃金狙いで外国へ。
企業の存在って何?
企業とは、しっかり儲けた分、利益を地域社会、人に何らかのカタチで還元する事こそがその使命じゃないの?
地位や肩書きにしがみつくジジイどものありえないような高給やボーナス捻り出す事が使命なのか?
 
もっと、20代、30代に日本国内で挑戦する機会を与えてほしい。
日本発で世界に売り出せるものはきっとまだまだある筈。
高いから売れないなんて発想も捨てるべき。
高いって感じさせるのは、値段に見合った魅力が無いから。
新しい発想、目線はもうジジイには思いも付かないところにある。
 
たしかに機会、チャンスは自分の力で掴み取る物だけど、今の日本ではあまりにも酷。
安易に派遣に頼っていた企業なんかは、技術の伝承、継承さえもままならず、
未だ60代、70代の職人に頼っている現状も。
 
最近の若いヤツは・・・なんて言う人もいるけど、若いヤツにだって根性あるヤツはまだまだ居る。
ただ、企業が海外に出て行ってしまうと・・・
何も始まらない。
 
技術やノウハウを安易に海外流出させて、いずれ自分達の首を絞める事になるって馬鹿げた結末だけは勘弁してもらいたい。
 
資源の無い国日本から、技術も職人も消えてしまえば、オシマイだ。