文系人間と理系人間

日本に居る仲間から、こんな部品作ろうと思ってるんだけど、って類のメールなんか読んでると、やっぱり「ものづくり」のセンスって大きく3種類に分かれるんだな、と思う。
 
1、文系人間、インテリタイプ。
ネットや書籍でありとあらゆる情報を仕入れて、そのデータから統合的に分析してものづくりを考えるタイプ。
傾向として、「結局市販品と似た物をワンオフで作るだけじゃん」って傾向が強い。
ただし、大ハズレも少なく、裏付けデータも持っているので周囲からも評価される場合が多い。
 
2、理系人間、ウンチクタイプ
過去に金属加工や材料系の勉強、仕事の経験のある人。
傾向として、理想が高すぎて、最終的に製作に至るまでにコストや精度の問題にぶち当たったりで挫折することが多い。
または考えすぎてるうちに「そもそもこんな部品、作って意味あるのか?」という原点に返ってしまい、急に興味を失ったりする。
経験や知識が仇となり、一定の枠から抜け出せないジレンマと戦う事もあり。
 
3、とんちんかんタイプ
ネットでイロイロ見ているうちに、知識も技術も無いけど何か自分でも出来そうな気がしてきて、見様見真似でヘンテコな図面書いて、業者や周囲をを困らせるタイプ。
但し、何にも捉われない分、時には天才的発想を出す事もあり。
当然、痛々しい程に的外れ、本末転倒、枝葉末節にとらわれた部品を作ってしまう事もあり。
 
 
結局、タイプは違っても成功するのは「実行力のある人」だけですが。
経験に勝る物無しで、実際やってみないとわからないことが多々あるのも事実。
つまり、3のタイプを笑いながらも自分が何一つやらない人ってのは、笑う資格なんか無いって事。
とは言っても、「なんでこんなのをブログで自慢してるんだろう?」と、疑問に思わされる事も多々ありますが・・・・。