磨耗

Z系タペット

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定盤上で輪ゴムで縛っています。

横から見ると

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樽型に磨耗して、上端部、下端部共に全く密着していません。
本来は当然密着すべき部品です。

現存する殆どのZヘッドはこんな感じ。

硬い素材ですが、40年も経てばかなり磨耗が進んでいます。

相手はシリンダーヘッド、柔らかいアルミ材ですがオイルに含まれる金属粉で徐々に削られていきこうなります。

この磨耗が原因で即何かの不具合が出ることはありませんが、周期的なチキチキ音の要因になります。
またカムで押される度に磨耗したタペットは踊るので、ヘッド側の磨耗が促進されます。

タペットは既にメーカー欠品なので使い回す人も多いですが、他車流用で対策出来る部品なので、バラした際には新品への交換がオススメです。
ヘッド側の寿命も考えると、多少の部品代予算オーバーでも結果的には変えた方が特かもしれません。