高級ミニバンに思う


トヨタ車に限らず、「ミニバンの顔が怖い」という声は、自動車ジャーナリストや消費者の間で聞くことが多い。
ミニバンの主な想定オーナーは、地方で親と同居しながら子育てする世帯。こういった消費者像は、博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏が著書「ヤンキー経済」(幻冬舎新書)で定義した「マイルドヤンキー」と重なる。
地元の友人と過ごす時間が長く、部屋感覚で空間が共有できるミニバンを好む。車内のBGMは彼らのファッションリーダーでもあるEXILEが定番だ。
トヨタの吉田守孝専務役員は「いかつい顔や堂々とした顔を、お客さんが昔から求める。お客さんのニーズに合わせている」と、デザインの狙いを打ち明ける。さらに、中国本土や香港、インドネシアなどの輸出先でも同じく迫力ある顔が好まれるといい、東アジア圏に特有の特徴だという。

自分の周りでも既に何人か注文しました、新型アルファード

グレードにもよりますが、そこそこのヤツを買うと700万円前後とか。


正直、この手のクルマ、いわゆるミニバンって

「デザインにセンスが無い」
「下品」
「運転してもつまらない」
「こんなクルマに700万出すなら俺ならアレ買うよ」


大概はいわゆる「クルマ好き」と自称する人達からはそういった批評を受ける書き込みが多いです。
まあ、ミニバン全般ですね、否定的な書き込みばかり受けるのって。
フェイスブックなんかでもやたら否定的なコメントが多いです。

けどまあ、それに反してこの手の車種は実際に人気もあるし、海外の販路の無い国の人がわざわざ日本から車両を取り寄せる位の人気もある。

つまり批判的な書き込みに反して世間では思いっきり受け入れられている。

結局・・・このご時世、クルマ好きなんて自称するのはマイノリティーな存在で、ましてや未だに
「車はやっぱりFRで無くちゃ」とか「直6じゃなきゃスカイラインじゃない」とか言ってる人はその中でも特に稀少な人種なワケです。

自分の周りでもやたらとミニバンはクルマじゃねえとか、最近の車はどれもこれも個性が無くてつまらないねぇ、と言ったことをやたらと言う人が居ますが、じゃあ自分は何に乗ってるの?となると・・・

まあ、何が言いたいってワケでもないんですが、車好きぶってこの手のミニバン批判をバンバン書き込んだり言いまくるのもいいとは思いますが、自分じゃもっともらしい事や正論言ってるつもりでも、実は自分の知らないところで
「別にお前に誉めてもらいたくてクルマ買うわけじゃねぇよ」とか、
「あんなボロ車乗ってるやつの僻み聞かさせるのうんざり」とか、
「大体アイツどうやったって700万の車なんか買えないだろ」とか、
「たしかに一人ぼっちのアイツにはミニバンなんかいらねぇだろうな」とか、
影で笑われてることも多々あると言う事を知っておいたほうがいいかもですね。
自分じゃ名車に乗ってるつもりでも、興味ない人から見たらただの型遅れの旧い車ですから・・・

いい年してやかましいマフラー付けて休日も一人ぼっちでウロウロする人生と、
700万のミニバン買って、休日は小奇麗な嫁と子供乗せてショッピングモールへ買い物に出かける人生と、
自分が満足していれば、幸せのモノサシは人それぞれなワケで。


え?自分ですか?
要りいませんよミニバン。
使い道ないし。
例えばアルファードベースの特装用みたいなので、
アルファード スーパーGL ハイルーフスーパーロング ワイド”
みたいなのが出たら欲しいかもですが。
絶対売れないと思うけど。

だったら200のハイエースに3.5~4.0リッターくらいのV6ガソリンモデルがあればな・・と望むほうが現実的か。

まあ、どっちかと言うと自分みたいにタンドラなんか日本で乗ってるヤツなんて大概は自己中で常識無いヤツが大半ですからね・・・
自分みたいなヤツの要望聞いて反映させてたら、間違いなく売れない車のオンパレードでしょうね・・・