W650ボアアップその後

こちらも地味には進めています。

外観から悩める範囲では悩み尽くしたので、バラせる部分をバラしてみます。

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ライナー抜き去ってもらいました。
やはりOリングが入っている様です。
近年の鋳鉄ライナー採用の空冷エンジンでは定番化の構造。
ただ、今回はライナー拡張に伴いOリングは溝ごと撤去します。
更に加工してOリングを入れることも可能ですが、そもそもこのOリングが無いとオイルが入り込むようになればそのシリンダーの寿命なので。

ライナーサイズ検討

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微妙に見えるケガキ線がφ86

仮にここまで掘るとヘッドボルトのホールまでの距離(肉厚)が約4.5mm。
(ドエルピンまでは2.3mm)

これ位のサイズが常識的な限界になりそうかな、と。
ここの肉厚が薄くなりすぎると、空冷エンジンの場合は長期使用の場合に
ライナー緩みの要因の一つになります。







φ82~83ピストンを準備して先を見越してライナー外径φ87やφ88に掘るのも手法としてはアリだとは思うのですが、なにせ過去データがありません。


全ての寿命を無視して加工可能かどうかの話で進めれば、ライナー外径90㎜、ライナー肉厚2㎜残して86㎜ピストンの964ccもここ一発仕様、ワンナイトカーニバル仕様では組めますが・・・

そういうバイクでは無さそうな気もするので・・・

今回準備したのはφ81mm、855cc。

もう少しライナーサイズを検討しようと思います。

ライナーは流用出来そうな物を探しましたがストローク83mm故になかなか見つからず、ワンオフでの製作となりました。

どうせ作るなら…
市販のボアアップKITのライナーは"それなり"の物なので…
と、ここらも検討、打ち合わせ中です。