B1その後

連休前に半加工品が完成。

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B1ヘッドの泣き所、デカいインシュレーターが使えない。

なのでお約束のアダプタープレート。
材質は雌ネジも切れてアルマイトしなくても腐食し難いA6061材。
単に在庫持ってただけですが、アルマイト処理のコストが省けるので。

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φ38スロットルボディ仕様という事で、アダプター内径はφ37に設定、インシュレーターも外品で内径約φ37です。

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B1は他J系よりほんの僅かポート入口径が小さいのですが約φ34、ヘッド側はこれから拡大

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そしてスロットルボディも新たに本番用に作ったブラケットで

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折角なので軽量、高剛性を考えて

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抜けるところは抜いて、対捩れを考えてA6063材のアングル材ベースで

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ヘッド側ポートピッチとは完全に同一

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数千円で手に入れたスロットルボディにその何倍も手間とお金かけて、馬鹿げていますが…
改造ってそんな馬鹿げたことの積み重ね。


インジェクターはこうなります。

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ワンピースで作ったらとんでもないコストになるので2分割構造。
パイプ部は強度と耐食性と加工しやすさと価格でSUS304、フランジはインシュレーターアダプタープレートを作った余りのA6061で。

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インジェクターフランジのボルト止めをこんな方式にしているのは、数種長さの違いのあるインジェクターを試す為です。
その都度カラー製作するのは金額的、時間的に辛いので。
これならボルト2本の長さを変えるだけで色んな高さのインジェクターが試せます。
ボルトはヘッド側に見えるロックナットで固定。
ロックナットもスパナがかけやすい様に高ナットを使用。

ただ……

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予想出来なかった干渉。

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ここは切削加工が必要。
一品モノを作ればよくあることですが、こういう時に既にアルマイト処理済だったりすると一気にテンション下がります。

初物の完成まではとりあえず仕様でやっていく方が何かと精神的ダメージも軽減されるので、あまり気合い入れ過ぎないのも大事かも。

似たパターンで、バイクを組むのにフレーム補強、塗装を先に気合い入れて仕上げ過ぎて、いざ組むときにアレが干渉、ココの補強を外さないとこれが付かない、ココを炙って叩かないと…とかなって泣く泣くピカピカのフレームにサンダーやガス入れて…塗装とか補強は最後にしておけばよかった…ってパターンを経験した事も。
以降、自分はとにかく初めての場合は雑に見えてもとにかく先に一旦カタチにする主義。

と、B1ヘッドも地味に進んでいます。
1428ccの方は…ちょっと部品待ち。