十代

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懐かしい写真が出てきました。
バイクの仕様から高校の頃でしょうか、一番思い出の詰まった一台です。
当時はまだ珍しかったフロント廻りゼファー、リアホイールゼファー、輸出550用角型スイングアーム、限定仕様ライム新品外装一式、限定仕様段付きシート、エンジンはこの時はお金がなくてZ550GPのをAssyで打刻そのままで搭載、キャブホルダはゼファー、キャブはゼファー750流用でした。
当時は速いと思っていましたが、恐らく今乗ると・・・乗れたモノではないと思います。
ステムベアリングなんてガンガンとハンマーで叩いてたし・・・
ちなみにZ2テールは本物を接合、パテで整形、型をとってFRPで自作しました。
コレは当時行ってたショップの人にも「すげぇ・・・器用だねぇ・・・」と言われてなかなかの出来で6個ぐらい作って売った記憶があります。
塗装は田宮のプラカラーですがこれがまた結構綺麗に塗れます。
しかし今思えば当時はバイタリティーに溢れていました。
ホームセンターで3000円で売ってた怪しい工具セットでエンジン全バラして組んだり、ガスケットは再利用したり、切って作ったり。
ピストン、クランク、コンロッドなんて何も考えずガンガン削って「軽量化!」ってみんなで競い合っていました。
クラッチハウジングにも穴開けてみたり。
今思えば、ピストンリングにセカンドとトップがあるとか、裏表があるとか、当時知っていたのか??
かなり自信がないです(笑)
リアブレーキのトルクロッドなんてエーモンのステーを6枚くらい重ねてアーク溶接して代用してたようなアブナイ記憶もあります。
これで本当に夜な夜な走り回っていました。
自作フェンダーレスKITがバラバラになって、テールランプやナンバープレート一式を紛失した苦い思い出もあります。

コイツが自分をバイクの虜にした原点かもしれません。
初めてボアアップしてみたり、バルタイいじってみたり、なにもかもコイツが教えてくれました。

最期は630ccKITを組んで数百キロでブロー。
メーター振り切るばかりの速度域でコンロッドが前方に飛び出してお別れとなりました。
今思えばメタル合わせを間違ったとか、そんなくだらないミスだと思います。
もう直すお金も尽きていて、GPz400Fのエンジンをそのまま載せてしばらく乗った後、イイ値段で友人に譲りました。
エンジン型式違うから車検はとおらないけど・・・って小さい声で呟きながら。

そして部品取りに買っていたゼファー400C1へと全精力を注いでいったのでした・・・

あの頃は夢のような日々でした。