旧車の現実

個人売買で取引される30〜40年落ちのバイク。

車検もあるし、普通に乗る分には特に支障はない、そう書かれて売られている。

 

そもそもが売り手も買い手もその車両が本来どのような乗り味を知らないのだから、調子を聞かれても答えようがないだろうし、聞いたところで理解はできない。

 

なにもかもくたびれてしまった車両でも、その車両しか知らなければそれ以上を想像することも出来なくて当然。

 

けど、それってそもそも「その車種」を買う意味があるのだろうか?

動けば良いとは言っても、本当はどんなバイクなのかも知らずに乗るって、何か奇妙な気もします。

 

本物を知らない人は絶対に偽物を見分けられないのと同じ理屈で、

 

正常なバイクを知らない人はいくら自己流で整備しても、正常かを判断することは絶対出来ない。

 

ただ、幸にして世の中にはその「正常化のための整備」を生業としているプロは沢山います。

もやもやしながら騙し騙し乗っている人は、一度プロに整備を全任して、今の自分の車両を客観的に診断してもらう。

欲しかったバイクの本来の姿にリセットしてからがようやくスタートという気がします。

 

少なくとも正常な整備をしたバイクであれば、30年落ちだろうが現行車と比較して扱いにくいとか乗るのが難しい、なんて事は無いはずなので。

 

最近周りでドツボにハマっている人が増えている気がしたので何となく書いてみました。