セットアップ

自分のバイクのデータを数値で見ると、いかに人の感覚が環境や心境で変化するのかということがわかる。

サーキットのラップタイムはある意味走行データのロギングとも言えるけど、
空燃比、最高回転数、アクセル開度、到達速度のログデータ。

別にサーキットだけを評価にするわけじゃないけど、
少なくともストリートで乗る分には何もデメリットになることの無い客観的データが取れる。

逆になんの根拠もなく主観だけで組んでいくバイクは、物凄く詰め方が難しい。

乗ってみてと言われて乗らせてもらって、
よくこんなに乗りにくいバイクで走ってたね?
ノーマルの方が良くない?
って事は実際にある。

極論、もし自分のバイクと同排気量クラスの現行車を乗り比べて、自分の車両が乗りにくいと感じたらそれはやはり何かがおかしいと疑ったほうがいい。

速いとか遅いとかではなく、やはり感覚的に乗りにくいと感じるのはどこかが狂っているか間違っている可能性が高い。

タイヤが19インチだろうが華奢なフロントフォークだろうが、本当にセットアップと整備が行き届いていれば少なくとも乗りにくいと感じる事は無いと思う。

笑えない話だけど、ZRX-DAEGを購入して、お店にお任せでオーリンズのフォークに交換したらどうも乗りにくくなった、なんて人も実際にいる。
(思っていてもなかなか言えなかったみたいだけど)

個々の部品がダメなわけではなく

付けてからが始まり、
付けるのがゴールではない

という認識があるか否か?

点火ユニットやキャブレターも同じで、付けてからがスタート。
付けただけで全てが最高の状態になる、なんて事は"絶対に"ない。
下手すればノーマル以下になる。

当然売る側は耳に心地よい聞こえの良い事しか言ってくれません。

点火時期なんか自分でセットアップしていくと分かりますが、エンジンの仕様によってキャブレター以上にベストな数値にはかなりの差が出ます。
市販の汎用点火ユニットで準備されたいくつかのカーブで本当にその車両のベストが出るのか?
それは結局誰にもわからない。
結局メーカーに与えられた数値以外は試すことが出来ないのだから、
できる事はいくつかの選択肢の中で最良を見つけるだけ。

むしろこのユニットを付けるだけで最高な状態になります、なんて売り手が居たらそこには疑問が生まれる。

またいつものごとく支離滅裂な文章になりましたが、

自分はバイクに乗るのが上手くない、
友人たちのツーリングで峠道をついて走るのが怖い、
そう思い込んでいる人も、実は単にバイクがおかしな状態になっているだけって事が多いのではないかと思います。
最近はバイク屋さんでバイクを買わずに、個人売買で購入、見様見真似で整備と改造、、正直まともなのかどうかもわからない、、、ってのも良く聞くし。

改造改造って意気込むよりも、1点1点、整備とセットアップを続けていく方が結果的に1台を長く楽しめる気がします。

って、誰に言ってんだよって話ですが。
まあ、Yahoo!ブログも終焉ということで、なんとなくダラダラ書いてみました。