インジェクション化2

そしてJ系の様々なキャブ仕様車に乗ってずっと思っていた事、
やや短め、抜けの良いエキゾーストシステムと組み合わせると現れやすい3000rpm前後のA/F数値の乱れ。
フラットキャブレターと組み合わせるとわかるけど、3000rpm前後で固定して走ると急にそこだけフラットバルブのカタカタ音が出たり、
カタカタ音が出ないCRでも同様にやや谷が出るのを感じる領域。
吸えていないのか抜け過ぎているのか?
(脈動のようなものが影響しているのかもしれないけど、そこは検証出来ないので憶測に過ぎない)

かぶるわけでも無いしストールするわけでも無いし、サーキットで使う領域でもないし、乗ってる人はそれに慣れているから4-1の集合管付けていればこんなもんだろで済ませるんだけど、街乗りだとどうしても気になる領域。
特にバルタイをきっちり吸排気LC108度で取ると出やすい。
バルタイをズラすと消えるというか、他の谷が出来る。

キャブレターだと、ニードルのストレート径を変えてみたり、AS弄ればその領域付近のトルク感や排気音は多少は変わるんだけど、根本的特性は変わらないし、僅かな谷を消したいがために返って他の領域が悪くなったり。

その領域だけピンポイントで燃料と点火時期を自在にコントロールしてその変化を感じてみたいと思うけど、既存のシステムではそれは無理。

あとは点火系、大昔、ノーマルの点火系をフルトラシステムで乗っていた頃、パルシングコイルの取り付け穴をズラして徐々に進角させて点火時期を進めていくとどうなるのか?試してみるとアイドリングは安定して回転数も上がる、なかなかいい感じ。
低負荷で走っている時に明らかなトルクアップが体感出来る、
反面、そこからスロットルを捻るとノッキング、回転の落ちも悪くて到底乗れたものではない…

無負荷、低負荷の時だけ好きな数値に思い切り進角出来れば良いのに、
と思っても、そんな都合の良い点火ユニットは無い。

2次元マップで書き換え可能なものは数種類あるけど、それでは負荷による制御は出来ないから、レースには良くても自分の望むものではない…

空冷2バルブはもうやり尽くした感があると言いながら、キャブも点火ユニットもここ20~30年大きな変化はなし。
もしかしたらまだまだやり残してる事あるのかも?

クルマのチューニングの世界じゃ大昔からインジェクション+フルコンなんて当たり前なのに、何故?

そこから何の知識も経験もないのに、インジェクション化への道程がスタートしました…