インジェクション化の費用

インジェクション化、お金かかってるんだろうね、真似したいけど金額的にハードル高そうって言われることもたまに。

以前の記事にも書いていますが、インジェクション化にかかった費用、途中の遠回りや使わなかったものなどを除けばセッティング用のWindowsタブレット入れて約26万円。
http://blogs.yahoo.co.jp/kz1136j/53664040.html

但し、スロットボディは中古品です。
本当に偶然安いものが手に入ったのですが、高くても3万円も出せばインジェクター付きのが今でも売りに出ています。

もっとも、この手のスロットルボディなんて、他に使い道がないのと、スーパースポーツ系のバイクは新しくてナンボ、事故ったら即廃車というのが普通なので探せばオークションサイトや中古部品専門店で割と楽に見つかります。
バタフライバルブなのでスライドバルブ方式のキャブと違い、走行距離が多くても機械的な磨耗やガタは殆ど出ないのも良いところ。

セッティングに必要なタブレットは出先のナビや調べ物など…他にも使えるのでそんなに"セッティング専用品"として使っているわけでは無いですが。

ちなみにV120はイグナイター機能込みなので、そこを加味するとECUとしては破格の安さでした。

新品のレーシングキャブレター+ウオタニフルキットでも20万円は超えるので、さほどインジェクション化がハイコストとは思えない…気もします。 
ウオタニさんのには点火コイル含まれているので単純比較は出来ないけど。

あと、重量増加も気になるところですが、今回使用したもの一式含めても、CRキャブレター単体よりも軽量です、これは自分でも意外でした。

ハーネス関係もまとめ方次第では下手なキャブ車よりスッキリ見せることも可能です。


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消費電力ですが、やはり燃料ポンプを駆動する分電気は食います。

他の方のインジェクション化を参考にさせてもらうと、Z1系ではアイドリング時にライトONだとやや発電不足というのが実情のようですが、J系であれば発電量には不足はありませんでした、やはりZ1100GPやGPzがインジェクション採用するのを見越した設計だから、かもしれません。

ちなみに薄型ジェネレーターの場合は更に発電に余裕があり、アイドリングを試しに850rpmまで下げてライトON、ポンプ駆動率100%にしても14.2~14.5Vで安定しています。


ネタも切れ気味なので迷っている方の参考になれば。

個人的には次はZよりもビッグシングルやツインの旧いエンジンのインジェクション化をやってみたいです。
あの手のエンジンって当時のキャブや点火コントロールだと、多分本当のポテンシャル出し切れてないんだろうな、って思わされることが多かったので。