数式とエンジン仕様

本職のレース屋さんに教えて頂いた。

今の自分のJのエンジンの

コンロッド中心間距離
ボア、ストローク
INカム作用角(ランプ抜きの設計上の角度)
INポート断面積(2Vなのでシートリング内径ではなくてヘッド入口で)
吸気管長(シートリングからファンネル開放端まで)

を教えてほしいと。
数値を連絡して、返ってきたメールの内容…

【慣性効果(最大パワー)10500】
【1.5次脈動(最大トルク)8600】
【2次脈動(トルクの谷)6400】
【最大トルクとパワーを繋げるために9500にバルタイを合わせると中心角107.5゚】


…驚愕。
ほぼ当たってる。
というか、そもそもプロのエンジン屋さんはそこから計算して各仕様の数値を導いているのか…

で、他にも計算してもらうと…
自分の希望はもう少しピークを下に持ってきたい場合、どうすべきか?

その回答が

積分すると、リミット9500であれば
【ファンネル+40mmロング 】
【INバルタイ106゚】
で、
【ピークパワー9500】
【ピークトルク7000】
【トルクの谷5300】

になる、はず、らしい…

※吸気管長はキャブやファンネル、インシュレータ、スピゴットの仕様で異なるので、違うバイクで上記データを真似ても同じにはならないので誤解しないようにしてください、またZはポート断面積が大きく異なり、全く結果が異なりますので、ファンネルを長くすれば同様の結果になるわけではないので誤解されないように…

計算式も現在更に検証中で、完成形ではないとの事ですが、やはりエンジンも理論と理屈に基づいて組んでいる人は違うんだな…と。

なんとなくの経験則で、こうすればだいたいああいう感じになる、みたいなのは自分にもありましたが、こうしたいからここはこうする、って理屈付ける程のものではありませんでした。

次の仕様の参考にしようと、夜な夜なエクセルと格闘中…