タンク修理その後

一応、1週間の浸透チェックで漏れは今のところ無いようです。

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ゴツイですが、しょうがないですね。


え~っと、タンク修理の依頼をいろいろ相談受けるんですが、

基本的にはタンクの修理はお勧めできません。

あくまでも次のタンクを探す、買うまでの繋ぎ、しのぎと考えてください。

修理にはいろいろな方法があり、金属接着剤、板金溶接、耐油性樹脂パテ、ロウ付けなどいろいろな手法がありますが、どれにも一長一短があります。

ただ、忘れてもらいたくないのは、燃料タンクというのは

爆発する可能性のあるガソリンを高温、衝撃から守りつつ、体からごくごく近い部分に保管する容器

なんです。

絶えず振動が加わり、補修部分が破断、破壊した場合には、即、命にかかわるような爆発火災事故が起こる可能性が本当にあります。

パテなどで補修しても、恒久的にガソリンに晒されればいつかは剥がれます。

錆による腐食を溶接で埋めても、鉄板に溶接した部分の端っこは絶対に元の鉄板よりも薄くなります。
(溶接部分に母材が溶け込むため)
また、酸化した素材(錆びた素材)を溶接すると、必ず不純物が邪魔をして「ス」の発生を招きます。

特にローレプのタンク等はまだ新品が買えますから、板金、補修、塗装までやるくらいなら新品を買ったほうが安くて早くて安全です。