一応、業界人じゃ無くなりました、だから言えることもあります

もう、今はただのバイク乗りです。

ただのバイク乗りとなって、バイクで出かけたんですが・・・

すごく気楽!

何が具体的に変わったってわけでもないんだけど、やっぱりツーリング先で出会う競合店?ライバル店?の常連客さんとの間には、妙な壁もあったし、

地元でZとか乗ってる人は、自分のことを「○○(店名)の◎●(名前)」と呼ぶわけで、
ハラを割ってバイク談義できるわけじゃなかったし。

そりゃオトナなんで、お互いに割り切って話したり、コミニュケーションはとるわけですが。


他ショップの仕事(仕上げた車両)を見て、「??」と思うようなことがあっても、間違っても批判的なことなんて言えない訳で。

同業者のアラ探しや、陰口言うなんてタブーというか、自分的にモラルに反するわけでして。

だって、それがユーザーさんが望んでやったことなのか、はたまた予算的な都合でそうせざるを得なかったのか、或いは納期の都合でとりあえず的な仕事なのか。

そういった「事情」を汲み取らずに空気も読まず「ズバズバ」言ってオーナーさんを不安、不快にさせるのが得意な業界人(元&エセ業界人)が居るのもまた事実な訳で。

例えば私が最後に組んだR2だって、可能な限りオーナーさんの意見と要望を取り入れて組んだわけで、決して自分がやりたい様にやったわけではありません。

排気量、ブレーキ、スイングアーム、メーター、マフラー、油圧クラッチ、きっと自分なら選択しなかったモノばかりです。

何故にそれを選びたくなかったかといえば、それは自分の嗜好、趣味でありつつ、過去にあまりイイ印象が無い、あるいはそれ以上にイイモノがあるよ!というのを経験として知っているからです。

じゃあ、それをゴリ押しするのが自分の役目かといえば、アドバイスとして伝えるのが精一杯なところで。
お金を払うのも、乗るのもオーナーさんですからね。

価値観もビックリするほど人それぞれ。

私は、バイクは乗るもの、速く走るもの、だから飛び石の傷は勲章。
鉄は錆びる物、だからKERKERが錆びても何とも思わない、
鋳鉄ディスクの錆びは高性能のステータス。
カスタムしたんだから最高峰のSSタイヤを履かせて当然、偏磨耗しやすいツーリングタイヤなんてせっかくのハンドリングが勿体無い・・

って自分のバイクに対しては思ってるわけです。

でも、この価値観は一般的な旧車乗りには受け入れられません。
だから私の価値観はなるべく封印していました。


人の作ったものを批判するなんて凄く簡単な事です。



作れない人ほど、批判したがる・・・。




バイク屋はバイク売ってればいいし、

カスタム屋はカスタムすればいい、

修理屋は修理・・・


他分野にまで(電気、材料、加工)アレコレ知ったかぶりしてると、ボロがポロポロ出たりもします。

特に有名になればなるほど・・・ね。

まあ、有名になっちゃうと、孤高の存在って事で誰も批判したり教えてくれなくなっちゃうんだろうけど。