~1000Jの不調を探る~第一章~
先日、エンジンに違和感を感じた私の1000J。
恐らくは点火不良か圧縮のバラつきと予測したまま1週間・・・・
で、今日はちょこっと時間が取れたのでチェック。
コンプレッションでも測ってみるかとまずメインプラグBR9ESを抜く・・・
終了。
電極、溶け落ちてこそいないものの変形してます。
しかもエンジン壊した経験のある方はお分かりでしょう、電極付近に銀色のしぶきのような物が散っています。
銀色のしぶき・・・
アルミです。
デトネーションでピストン溶ける時にスプレー状にアルミが溶けて散るアレです。
ピストンを覗いてみると・・・
サブプラグからLEDライトで照らし、、、
穴こそ開いていませんが、ピストントップにV字の溝。
推定1mmくらいでしょうか、
1mmの溝とはいえ、これは私にとってはグランドキャニオンよりも深い溝・・・
ギリギリのトコでスロットルオフ、穴が開かなかったようです。
よくこの状態で70kmの距離を帰って来れたものです。
ピストンはワイセコ74mm改
別にピストンが悪いわけではありません。
全て私が悪いのです・・・
何故なら
毎度毎度、自分のエンジンはヘッドをEXスタッドのネジ穴が出るまで面研してるから。
アホですが、このパンチの魅力からは抜けられません。
勿論、頼まれても自分以外のエンジンでここまで面研したことは無いです。
だって、確実にリスク高すぎるから。
さて、原因はわかったので後は直すだけ。
慣れたエンジンです、仮に大物がダメになっててもエンジン部品ストックは売るほどあるので大丈夫。
問題は次の仕様をどうするか。
真っ当な人間なら、ワイセコ74mmを1個だけ注文(約2万円)、リセス加工しなおしてシリンダクリアランス計測後、組み直す。
現状以上に圧縮を下げる方向では考えていません・・多分。
シリンダやヘッドにダメージがあれば、ヘッドをシングルプラグ仕様に載せ換え、ピストンはワイセコ73mmで組み直し。
或いはクランクを1100Rに入れ替え、ピストンをゼファー1100STD改でちょっと圧縮落として組むとかもネタ的には面白いかな。
最高回転域ではもうちょっと遅角させたほうが良いのだろうか。
点火系は今回のブローには直接関係しているのか、微妙なところ。
キャブを目一杯絞る方向に持っていく私の好みが災いしたのではないかと考えています。
夏仕様にしたとかいいながら、当日の気温は6℃。
こう言う時、Jってホント気楽。
マニュアル見なくても組めるし、交換部品代なんかももう既に大体検討付くしね。
さて、暫くはZRX1200R。
いきなり複数所有が役に立ちました・・・
と言う訳で、不調を探る「第一章」は、今回で終了です・・・