ポート加工

文具用カッターナイフでポート拡大中・・・
 
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本気ですよ。
 
J系に限らず、この手のマニって組み込み後、ある程度馴染んでくると潰れて?内径が小さくなってポートとの段差が大きくなります。
 
今回は組み込み後初のキャブ着脱だったのでついでにやりました。
 
実測でインマニがポート径に対して直径で3mm程小さく縮んでいた(1.5mmの段差)ので修正。
 
たかだか1.5mmとはいっても、面積にすれば実に20%近い差です。
(仮にポート径34mmなら、907平方ミリ、31mmなら754平方ミリ)
 
侮れないです。
 
ちなみにこの作業は自分以外のバイク、人様のバイクには施しません。
 
こんなことやってしまうと、キャブの重量を支え、ポートの機密性を保つ重要な部品なのに、耐久性が保証できない。
 
且つ、知人が作業中にカッターの刃を折れ飛ばして見事燃焼室にホールインワンさせたという凄いシーンも見ているので・・・
 
ただ、これはやると確実に差が出ます。
(断面積20%も違えば当然だけど)
 
くれぐれも自己責任で、施した場合は年次交換をお勧めします。
 
あとはキャブを一通り清掃、ジェット類は一旦全てミクニ出荷のデフォルトに戻しました。
 
TMRは、セッティングに迷ったときはデフォルトから一旦始める方が最終的に近道だったりします。
 
デフォルトで異常に調子悪いって場合は、他の要因で不調を起こしていることが大半で、その診断目安にもなります。
 
普通はデフォルトでアイドリングもするし、回るはずです。
 
二次エア吸入とか、点火タイミングの異常、点火系トラブル、バルブタイミングずれ、エンジンコンプレッション異常、燃料ライン取り回し不良、燃料ラインのツマリ(ろ紙式フィルター含む)、他、キャブ自体のセッティング以外の問題(極微量のオーバーフロー、同調ズレ、スロットルケーブル不良)などなど
 
久々に乗ってオイル交換。
 
やっぱコレだ。
 
しかしよく回るエンジンだ、ローコンプ。
 
気持ちよく乗っていると、ウオタニで設定しているレブリミットの10500rpmにすぐ届く。
 
でも、コレ位で押さえとかないとね・・・