自分用次期エンジンについて考えてみた。
 
画像2機共に所謂GPzヘッド。
 
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ポート、どうしようか。
 
TMR40/41を組み合わせて、昔は太く、短く、を好んでいたけど色々組んでいるうちに
 
「TMR36+基本ノーマル形状ポート」の良さと言うか、淀みの無いダイレクト感、そう言うのも悪くないな、と思い始めた。
 
なんというか、よく吸うって言う表現が正しいのかどうかわからないけど、キャブのセッティングも非常にやり易い。
 
ピークを狙うか、実用域をより活かすか・・・・
 
自分はこれまで大き目のキャブを好んで使用している。
 
これ、言うほどデメリットは無いんだけど、セッティングには泣かされる。
 
実際、40mmとかって口径はオーバーサイズなんだろうね。
 
ニードルのストレート径に異常にシビアだったり、ニードルジェットとジェットニードルの組み合わせが微妙なエンジン仕様の差ですぐに変化する。
 
一般的にメインジェットの番手が異常に大きくなってきたらキャブが大径過ぎると考えた方がいい。
 
症状としては、いくら番手を上げてもプラグがかぶらない、エンジン仕様の割りにピークパワーが全然出ない、
 
要は、エンジンの吸う力が足りていないって事。
 
Z2なんかのナナハンを1100ccオーバーまでいじると逆の現象でコレがよくわかる。
 
とりえあえずエンジン組んだけど、キャブはナナハン時代に使っていた物をとりあえず使用する場合が多い。
 
例えばFCR33とかCR29とか、1100ccにはちょっと小さいな・・・っていう具合で。
 
で、排気量が1.5倍になったんだから燃料も増量しないと壊れるんじゃないか?って思い、とりあえずメインジェットを大き目の物に交換。
 
すると予想外に濃すぎて吹けない。
 
結果、セッティングを詰めていったらナナハン時代よりもメインジェットが少し小さくなった、同じだった、って事が殆ど。
まあ、カム換えてオーバーラップなんか増えていたらその限りではないけど。
 
750ニンジャを900/1000にしたときも同様。
 
要はそれだけエンジンが吸う様になったから、より多く燃料も吸い出されるようになったと考えるのが自然。
 
キャブって燃料を噴射するわけじゃないから。
 
排気量とキャブの口径のバランスでジェットの選択は大きく変わる。
 
例えばゼファー400/750/1100
 
全て同じ空冷2バルブ古典的エンジン、この中でメインジェットはどれが一番大きいのが付いているでしょうか?って聞かれたら、大概の人は1100と答える。
 
実際は・・・
 
純正ノーマル状態だと年式で多少異なる場合もあるけど
 
400はCVK30でMJ102&105
 
750はCVK32でMJ88&90
 
1100はCVK34でMJ88&90
 
実際は400に一番大きい番手が付いている。
 
要するに排気量、最高出力が倍以上変わろうと、そのエンジンが必要とするキャブの口径が適性ならMJは大きく変化しない。
 
これ、キャブセッティングしていると意外に忘れがち。
 
やっぱポートいじくるのやめて、キャブも久々に35~36付近で組んでみようか・・・・