やる以外方法は無い

TMR40をいいかげんなセッティングで誤魔化してたのが朝からどうにも気になって・・・

今日はバイト?の予定でしたが予定変更、TMRと向き合いました。

まずは一旦ミクニ出荷のデフォルト(初期状態)に戻します。

で、試乗。

アイドリング、始動性は特に問題なしでスロー系統は大きく狂っていない模様。

ただし登りコーナー立ち上がりのような負荷のかかったパーシャル状態でストールしそうになる。

ニードルクリップを1段ずつ濃い方向に振っていくと改善の兆し。

クリップ上から4段から5段にしたところで今度はボコつき始めたのでクリップは4段に決定。

しかしまだ開け始めが薄いような?

順序は逆になりますが今度はニードル径を52から51に。

更に改善、今度は51でクリップを上下に振ってみる。

51でも4段目が良いような?

更にストレート径を50に。

ちょっと排気音が鈍くなりました、ギクシャク感は減りましたが鋭さに欠けるか?

クリップ上下に振ってみると上から3段目もありかも?

う~む、気難しいと言われるTMR40ですが、意外とこうしてみるとキャパ広いです。

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自分用メモです 1135cc 1100Rカム TMR40 超ショート4-1マフラー

ストレート径は51基準

クリップ上から4段

他全てMIKUNIデフォルト K&Nフィルター

外気温29度湿度高い

平地~極楽寺

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ちなみに日曜日のツーリング、薄かったせいかそこそこ飛ばしたにも関わらず平均燃費は17km/Lでした。
やっぱりTMRは何故か燃費がいいです。
FCRの時はここまで伸びたこと無かったし。

しかし今日はニードル9回入れ換えしました。

なんか疲れます、ニードル交換はCRの方がかなり楽ですね。

傾向は掴めたのであとは通勤に使ったりしながら煮詰めます。


キャブセッティングって、難しそうとか、素人には出来ないって思いがちですけど、結局手数踏むしかない単純作業です。

たまに「ど~やってもセッティングがサッパリ出ない!」と半泣きで持ち込まれることも有りますが、そいう場合90%はキャブのせいではありません。

タンクのサビ、タンクキャップ不良(真空)、コック不良、点火不良、エンジン不良、燃料ホース取りまわし不良、容量不足のろ紙式のフューエルフィルター、2次エア吸いにエンジンコンプレッションの不足やばらつき・・・

そんなところです。

そこらが正常なら新品キャブであればCR26だろうがFCR41だろうが絶対に普通に使えます。

セッティングするときにはまずは固定観念を無くす事です。

濃いか薄いかなんて目には見えません。

決め付けずにジェットは必ず上下に振って試します。

プラグは絶対に新品から始めるのは当然ですが、焼けは始めのうちはそんなに気にする必要ありません。

焼けを見たいなら全開走行後にすぐキルスイッチを切って路肩でプラグ外す、くらいの機敏さが必要です。

エンジンをボアアップをしたから必ず濃い方向に振らないといけないとか言うのも勝手な固定観念です。

本当にチューニングによって吸い込む空気量が増えたなら、吸入負圧はより高まる、結果、ジェットは薄い方向へ・・・という事を何故か忘れてしまいます。

FCR35とFCR41を同一エンジンに付けたら、理論上はFCR41の方が全域でジェッティングは大きくなります、口径の違う人のキャブセッティングデータを聞いたところで参考にはなりません。

パイロットスクリューも陥りやすいワナです。

あれはスロー系の混合気量を調整する物です。

スローを濃くしたいといくら戻したところで、スロージェットを変えないと混合は変わりません。

エアスクリューもそう。

絞り込んでいけば濃くなりますが、スロージェットを大きくするのとは意味が違います。

一概に混合比を濃くすると言っても、空気量を減らすのとガソリン量を増やすのと2通りあるわけです。

そんなのイチイチわかんねーよ??

そうです、だから試すしかないんです。

スロージェットを換えるのは面倒ですが、いくらエアスクリューやパイロットスクリューつっついても傾向を探る手段に過ぎません、根本的にジェッティングが外れている場合、ダメなものはダメです。

で、ニードル交換時の必須アイテム

イメージ 1


チューブを切って作った輪ゴムです。

スロットル全開でブレーキレバーにかけて固定。

作業がはかどります。

イメージ 2


加速ポンプも不必要に作動しないし。