本当にプロ?
とあるご依頼。
5年ほど前に修理で某ショップにて新品のポリスヘッドを組み込み、その後約30000kmを走行。
その間3度くらいヘッドカバーガスケット交換やシム調整で都度そのショップにて修理。
しかし30000km超えた辺りから若干タペット音?異音が気になるようになり、再度ショップへ持ち込んだところ、どうにもおかしな事になり、「もう修理はいい」と言う事になり、バラしたまま持ち帰ったそうです。
詳細はトラブル継続中?のため書けませんが、どうにも普通じゃない状況・・・
「もういい」となった理由とは・・・
タペット音と思い込んでいた音は、カムホルダボルトが抜けて、カムが踊っていた音だったようです。
私が確認したところ、16本中7本抜け。
さらに慌てて修理したのでしょうか、カムカバーボルトまで数箇所ナメ、挙句修理に失敗・・・
まあ、確かにチェックしてみたらトルクは問題なくかかりましたが・・・
この時点で慌ててショップから連絡があり、「TIG溶接等で直すからもう少し待って欲しい」と言われたそうです。
で、オーナーさんは呆れて
「ここまでの作業工賃払うから、もういい、これ以上何もせずに家まで現状で持ってきて」
という経緯。
おそらくはコレまでの修理でも無茶な作業で、既にカムホルダボルトがなめていた物だと思われます。
しかし本当にこんな作業するお店があるとは・・・
全作業をインパクトレンチでやってるとしか思えません(笑
まあ、たしかにこのヘッドは間違いなくポリス最終型で、ネジ部分だけ直せば使えそうではありますが・・・
メカニックとして、恥ずかしくないんだろうか。