4輪、マイナー車に感動

先日、ちょっと知人のクルマを借りる機会があった。
 
車は何てこと無いVWの旧パサート
 
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街でもよく見るヤツ、ゴルフより1ランク上位機種になるのか?
 
例に漏れず、内装はいやみの無い好感の持てる感じでシートもオール革。
 
革の材質もクラウン200系やレクサスGSなんかよりずっとイイ。
 
で、走り出してビックリ。
 
トルク感はそれほどでもないけど、ちょっと踏み込むとヒュイーンって感じで国産車のリミッター作動領域くらいまではあっという間に加速する。
その速度域でもまだまだエンジンも車体も余裕がある。
 
っていうか、結構速いぞ!
 
助手席の知人を見るとニヤニヤ。
 
「これ、エンジン何?」
 
って聞いてみたら、なんとこのコンパクトな車格で4000cc。
 
レイアウトはW8、W型8気等。
 
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V4エンジンを左右に並べたようなレイアウトらしい。
確かにボンネット開けてみても、自分のVQ35よりヘッドカバーは小さく見えた。
 
いや・・・このおとなし目の外観でこのエンジンは反則。
 
カタログ表記ではそんなにハイパワーではないらしいけど、国産のいわゆる280ps車では勝てないかも。
 
欧州車って、カタログパワーより速く感じるのは何故だろう?
国産車がパワー表記イカサマしてるのか?
 
高速でも4モーション(4WD)のおかげか、安心して踏める。
 
ハンドリングもFFベースなんだろうけど、FR好きの自分が乗っても正直にいいなと思った。
 
なんでドイツ車ってこうも日本人のツボにはまるんだろう、前にAUDIのA6借りたときにも思ったけど。
 
そして驚くべきはこの先代モデルとなったパサート、最終型のW8搭載極上車でも
 
セダンなら130万円前後が相場、使い勝手のいいワゴンでも結構タマがある。
 
極上でなければ100万切るものもザラ。
 
エコだの省燃費だの言って、なけなしの家計から搾り出してエコカー減税に踊らされて、面白みもクソもない、カメラの個数とカタログ燃費で勝負するようなしょうもないミニバン買うくらいなら、こういうマイナー車を乗り継ぐのも面白いかも。
 
知人いわく、中古で購入後5年でノートラブル、現在8万キロ走行。
改造はビルシュタインのショックと19インチホイールだけ。
 
どっちにしてもこれで5年楽しんだらもう充分元は取ってると思った。
 
高速で法定速度+αで追い越し車線を走ってると、地味な外観のせいか、それこそセルシオやなんかに結構煽られるらしい。
 
そんな時ぐいっと踏み込んで、コーナーの続く区間でぐいぐい引き離していく・・なんてのがこのクルマの醍醐味だろうね。
 
ああ、やっぱ国産車ってどんどんつまんない方向に向かってるのに、改めて気付いた。