バイクとは関係ないけど。
 
事業仕分けのニュースで、無駄な堤防がどうたらこうたら、というのがあった。
 
堤防を作るのに、10数兆円を使う見込みとか。
 
まあ、確かに無駄なのかもしれない。
 
がしかし、無駄かどうかよりも気になる発言が仕分け委員から上がっていたのが気になった。
 
廃止の理屈として
 
「いつ起こるかわからない、数百年に一度のような大水害の為にそんな大金をつぎ込む必要があるんですか?」
 
ともっともらしく語り、廃止の理由に挙げていた。
 
 
・・・
 
自然災害って、予想外の規模が予想外の時期に予想外の場所で起こるから怖いわけで。
 
初めから結果がわかっていれば防災対策なんか必要ない。
 
いつ起こるかわからない災害に備えるのが防災対策なんじゃないんだろうか。
 
確かに事業規模や環境への影響等考慮すべき点は多々ある。
 
今回の物は地元住民も圧倒的反対多数だったようだし、地元住民が望むならこの結果でよかったのかもしれない。
 
しかしこの理屈でいうと、ちょっと世の中恐ろしいことになりませんかね。
 
極端に言うなら
 
「事故なんか滅多に起きないから、このクルマからエアバッグとシートベルトは無駄だ、無くして売ってくれ、その分安く!」
 
ってノリに聞こえてしまう。
 
馬鹿な若者が口にすれば笑い事で済むけど、政治家や行政がこういう流れに徐々に走ってしまうと・・・
 
だったら何に使えば無駄じゃないんだよ!って事にならないだろうか。
 
公共事業が廃止されるたびに、地方の建設業界、土木業界はどんどん衰退。
 
下請け、孫受けは次々倒産。
 
関連するリース事業者も倒産。
 
中高年の失業者溢れまくり。
 
 
無駄ってなんなんだ。
 
 
 
反面、年間3兆円近くまで膨れ上がる生活保護費にちょっと異常なものを感じているのは私だけではないはず・・・