空回り
段取り通りに物事が進まない事に慣れて来て気付いた。
結局、予定の立て方に無理がある。
やる気はあっても結局時間が全然確保できていないから、口ばっかりと言う結果になりストレスを溜め込む事になる。
良いものを作りたいとか、拘りたいと思えば思うほど、時間はその何乗にも比例して大きくなってしまう。
実際、エンジン組むなんて1日あれば充分組みつけられる。
勿論、特殊な加工がない場合の話。
例えばZなら、ミッションコンバートに要する加工と微調整、
面研及び社外カム導入の為のバルタイ調整、カムノーズ逃げ加工、バルブリセスとバルブのクリアランス確認・・・
文字に書くだけなら容易い事だけど、実際、週末、数時間だけの作業でどれだけ出来るかと聞かれると・・・
でも、やるからにはもう、やるしかない。
あとはどこで妥協点を見出すかも悩まされる。
例えばクランクシャフト。
Z1系はたしかに丈夫なんだけど、如何せん磨耗が進んでいるものが多い。
位相角、フレはバッチリなんだけど、各部のクリアランスが・・・微妙。
そう言うときにどう捉えるか?
40年近く前のエンジンなんだからしょうがない、別にこれで壊れるわけでもないし、と捉えるか
或いは、この際だからもっと程度のいいクランクを探して組み込むと捉えるか。
別にどちらも間違った選択ではないと思います。
ただ後者の場合、極端に言うと根拠のない解決策ともいえます。
前提として、程度のいいクランクが見付かる事が前提になっているから。
中古クランクを買いあさってアタリが出るまで、宝探しを続けるのか?
見付からなかったらどうする?
そういう選択肢が各部に無限にあるわけで・・・
まあ、いろいろ大変です。