短絡的

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久々帰ってきたZ750FX。

チェンジシャフト御臨終。

なんでもネット上でここをベアリング受け加工しますってPRしてるショップがあり、
ニードルベアリングで受けるように加工してもらったらしい。

………このシャフト、そんなニードル受けるような表面処理されてませんけど………
シャフトもう欠品だし!

なんでここのガタに拘る人がやたら多いのかも疑問。

いくらここで抑え込んだって、ケース自体がダボ孔なんだから、クリアランス詰めても、あんまり意味はない。
むしろ、加工時の僅かなセンターズレの負担がクランクケース側の孔にしわ寄せされるだけ。

事実、度を過ぎるとケース側が傷み、磨耗します。

ミニチュアフランジベアリングもそう、チェンジシャフトの回転角なんて僅かなんだから、ベアリングには特定の箇所だけに負担がかかるので、あの手のベアリングでは耐荷重が厳しすぎる。
開放型のベアリング使ってるのも見たけど、アレだけ風雨やダストにさらされる部分にシールド無しベアリングを使うなんてのは論外。

あと、掘りすぎるとカバー側受け孔も変形してくる。

昔ながらの定番の手法、真鍮ブッシュ埋め込み、中に溝彫って、モリブデングリス塗布が確実、安心、剛性感大。
 
 
PS.市販のアウトボードタイプの油圧クラッチキットの大半はニードルベアリング受け仕様なので、もれなくチェンジシャフトが磨耗してご臨終となります。