Zミッション

Z1エンジン。

他加工の間に出来ることを…

重い物はまだ持てないので軽作業から。

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磨耗はかなり少ないです、腰上の状態と聞いていた話から推測するに、アメリカで長距離を走行、日本国内ではバラした状態で長年放置され日本ではさほどの距離は乗られていないのではないかと。

アメリカ帰りのノーマル車両バラすと、ミッションのギア、ドグの磨耗は走行距離から推測するよりずっと状態が良い事が多い。

信号の少ない広大な大地、道路事情の違いでしょうね、国内物の750なんかはボロボロなの多いのと対象的です。

ただ、ベアリング関係は走行距離に比例して傷みます。

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このミッションもニードルベアリングはそこそこ痩せていました、ここは2万、3万km走った程度で減る部品ではありません、やはりギアの程度の良さから推測するより長距離を走っているのかな、と。
ベアリングは新品に、レースはたまたま程度の良い物が手元にあったのでそちらに交換。

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サークリップも左の当時モノが使われていたのでここ最近分解された形跡もなさそうです。
右が代替品、機械部品的に言うとコストダウンされています、まあ、何も問題はありませんが…

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インプット側のトップギアブッシュはやや傷みが見られたので交換。
上の銅色しているのが当時モノ、下のディンプル加工されたネズミ色のが現行品、確かゼファー1100用と同じブッシュだったと記憶しています。
素材変更されていますが、決して当時モノがダメと言う訳ではありません。

後は変えたくても部品が出ないのですが、このミッションに関してはまだまだ充分使えると判断。

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カラーやOリング変えておく位です。
たまにこのOリング入れ忘れてスプロケ裏からオイル滲んでいる車両がありますね…
Jやゼファーじゃ使われていないOリングだから作業者の思い込みによるウッカリミスがたまに。

クラッチハブは腐食とサビが酷い。

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これは別の物に交換。

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今回は元の状態が良かったのでこれ位で。

JミッションやJクラッチ流用は勿論良いのですが、Z1本来の乗り味、キック併用を考えるとノーマルに拘る方もまだまだ多い。

もっとも、リプロ品のミッションが発売されているので、お金さえあればどうにかなる部分ではありますが。