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コメント欄よりメッセージ頂きました
 
「KZ1000A1に乗っています、乗り換えも考えているのですが、やっぱり同じ費用でポテンシャルアップをねらうとJ系の方がオールマイティーに速いバイクになるのでしょうか?」
 
これはかなり難しい。
オールマイティーに、と言うのがポイントでしょうか。
勿論、自分はJに乗っているのでZよりJが好きです。
前職業柄、色んなZにも乗りましたが、Zに乗ってJよりいいなと思った点は
 
ハンドリングがJよりクイック、シャープ。
 
これはフレーム自体のキャスター角がZの方が立っているんだから当然でしょうか。
乗り味に関してはこれくらいですかね・・・
 
ここを基準に乗り味の好みが分かれるんだと思います。
 
重要なのは「同じ費用でポテンシャルアップ」というキーワードでしょうか。
 
予算がわからないので何ともいえませんが、エンジンに関して同じ費用を費やすとなると、やはり後に発売され、エンジン部品点数も少ないJの方にアドバンテージがあると思います。
同程度の傷み具合なら、単純にエンジンO/H費用もJの方が安いし。
Jならフレームのレイダウン等も基本的に不要だし。
 
しかしながら既にKZ1000Aに乗られていると言う事は、それを処分してZ1000J系を新たに購入するというハードルもあるし、そこで大ハズレのJを買ってしまう可能性も無きにしも非ず。
よほどKZ1000Aに飽きているとか、Jが欲しくて仕方ない!というわけでもなければ、費用的な面でアドバンテージと言うのは決め難いですね。
 
前後18インチでノーマル風ルックで気持ちよく走れて、年に数回サーキット走行会に持っていく程度に仕上るなら、どちらを選ぶと言うよりも、そのバイク自体のコンディションで費用が大幅に変わると思います。
 
なんだか遠回りになりましたが、簡潔に言うと
 
元のバイクの状態が完全同程度、同一コンディションであれば、費用の面だけで判断するならJがいいと思います。
なにせここはJ系贔屓の私のブログなので・・・
 
 
あ、自分のような前後17インチ原型不明にしてしまうなら、何をベースにして結果的に費用はそう変わらないと思います。
 
 
 
 
追記
 
例えばエンジンパワーに関して言えば、両者そう大差ない数値は出ると思います。
ただ、当然ながら後に発売されたJの方がミッションやクラッチなどはより現代的な作りになっているし、
Zをいじっていくと避けて通れないカムチェーンアイドラー関連のトラブルも皆無で、
また、万が一トラブル、破損がエンジンに起きてもJ系であれば金さえあれば完全復活できると言うのはある意味、Zに比べれば圧倒的アドバンテージです。
エンジンそのものでなく、例えば発電系統等に関してもZはmk2に至るまで全年式マグネット、コイル類は絶滅していますが、Jは今日注文すれば早ければ明日にはメーカーから届きます。
 
勿論、自分のように「動いて、機能すればいい」という見た目気にしない人で、ZのクランクケースにJカムチェーンスライダーを取り付けるという加工さえ乗り越えられる人ならJ部品を融合させてケース以外はほぼ全てJ新品部品で組むと言うのも可能だし、
今、チラホラ見かけるJクラッチ、ミッション、あわよくばヘッドをZに移殖する事も可能。
 
ただ、こういうハイブリッドな改造は一般的にはまだ敷居が高かったり、ショップさんでもあまり施工件数が無くて
ノウハウが確立されていない場合もあったりで、いざやるとなると早々上手く行かない事も多々あるので、今回はスルーで。