思い出

前にヤフオクで出品していた新品ワイセコと中古シリンダーを落札してくれた人から、そっちでボーリングまで済ませて送って欲しいと言われて、実費負担してもらい施工後発送。

半年後に連絡があり、その後オイル消費が激しく、開けてみたら二番だけピストン傷だらけで焼けてる、と。
まあ、要するにボーリングの施工が悪かったからこんな事になっただろ、との遠回しなクレーム。

まあ、たしかにクリアランスはチェックしていたつもりでも、送られてきた画像を見たら、こっちもそうは強気に出られない。

でも、どうしても納得できず、シリンダーとピストンを、送ってもらった。

しかし数値的な異常は無し。

シリンダーライナーのを垂直度?も疑いましたが、異常無し。

で、疑ったのはクランク。

落札者さんは、クランクはフレ測定して問題無しと言っていましたが、ズレのチェックはしていないとの事。

早速、クランク測定棒を送ってみたところ、
「通りません」と。

で、クランク送ってもらいチェック、その結果。

イメージ 1


クランクズレじゃなくてコンロッド曲がりでした。
小端部と大端部、幅が違うはずなのに、定盤にほぼベタ当たりしています。

結構、見逃してるポイントです。

そりや、こんだけ曲がっていたらピストン斜めだからクリアランス揃えても意味ないか。

実はクランクをリビルトに出すと、結構コンロッドの曲がりを指摘される事って多いんです。

是非抑えておきたいポイント。