壊れます

友人より、帰省を兼ねたツーリング中に、街中でエンジンストップ、始動不能、暫くすると難なく始動、でもまたすぐ同じ症状でストップ…の繰り返しになったとTEL。

状況を聞いてみると…

外気温40度近い中、渋滞にハマりながら乗っていた、と。

恐らくは止まった原因はガソリンの沸騰(パーコレーション)でしょう。

というか…

空冷エンジンって、読んで字のごとく走行風で冷やしてナンボです。

そんな状況でこの夏、路面温度が60度をゆうに超える市街地を渋滞にハマりながら乗るのは自殺行為。
恐らくはオイルも油膜切れを起こし、渋滞ダラダラ走行でオイルポンプも回らず油圧もほぼゼロ、確実にカム、タペット、ピストン、シリンダーには致命的なダメージを与え続けます。

更に酷ければ、ヘッド、シリンダーブロックも熱で反り返って歪みが出ます。

じゃあ、空冷エンジンで真夏の街中乗るのは無理なのか?って聞かれれば、そうですとしか言いようがありません。

だから世の中のクルマもバイクもほぼ水冷エンジンだけになっています。

開発当時とは交通状況が異なります、移動するなら夜か早朝に、太陽と渋滞を避けて…