未だによく理解できていないこと

セッティングの話。
 
インジェクションにしてからマフラーの集合部分以降、テールパイプ超ショートと超ロングを2種類試しているんだけど、
ロングで合わせた後にショートの方を使うと3000rpm位で凄くもたつくような谷が出来る。
逆もまた然り。
 
キャブ時代もロングでセッティングを合わせた後にショートにすると、若干は同じ傾向があったけど、インジェクションにしてからはその谷が顕著になった。
 
で、インジェクションならではの芸当、その谷の出る回転/バキューム数値域だけをピンポイントに濃くしたり薄くしたりしてみた。
 
結果、ちょっとどころか想像以上に燃料を絞るとほぼ違和感の無いフィーリング。
 
つまり、マフラーを短くする事で特定の回転域だけ濃い症状が出ていた。
いや、或いはマフラーを長くする事で特定の回転域だけ薄くなっていたとも言える。
 
いずれもパイプ径、サイレンサー内径は同一。
集合部分以降の排気管長さでココまで変わるのかと言うほど違う。
 
これってどういう理屈なんだろうか?
排気脈動とかいろいろ言う人は居るけど、イマイチそれと燃調マップが頭で結びつかない。
 
確かにマフラー出口にウェス被せるとマフラーが一瞬外気を吸い込むような動きをする。
マフラー内が一瞬負圧になるって事はなんとなく分かる。
どうもそれが濃い、薄いという症状とテールパイプ長さとの関連性が頭の中でリンクしない。
 
短くしたら濃い症状が出たから燃料を絞った。
 
これを、その回転域で燃やし切れないと捉えて効率が悪くなった、性能が悪いと捉えるのか?
或いは燃料絞って良くなったんだから、少ない燃料で回ると考えて効率が上がったと捉えるのか?
 
長くしたら・・・の場合も同様。
 
ピーク域での違いなら、単純にパワーで比べられるけど、3000rpm位だとパワー的には判断が難しい。
 
まあ、結果的にピンポイントでセッティングできる恩恵で気持ちよく乗れてるってのは事実なんだけど。