折れスタッド抜き

騒音作業はさすがに深夜には出来ないので早目に。

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昨日折れ込ませたEXスタッド2本。

厄介なことにZ/J共にここのスタッドはヘッド面に対して角度が付いている。

なのでハンドドリルで揉み損なって斜めに掘ったり、あらぬ場所を掘ってみて、手直ししたつもりが逆に事態を悪化させる場合も多々。

加工屋さんに持ち込んで、余計なことするなよとか、次からそのまま持ってこい、なんて言われた経験をした人は少なく無いと思います。

まずは家庭用レベルのボール盤で掘るためにはレベル出しから。

キャブホルダーの取り付け穴をレベルボルトに代用。

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これをひたすら調整して、スタッドボルトが垂直に立つようにセット。

しかしながら家庭用レベルのボール盤故、ボール盤側のレベルもイマイチ、ボール盤下にZ用のアウターシムを入れて垂直度を調整。

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ボール盤のテーブルにヘッドが乗り切らないので、定盤をテーブル代わりに使うため、定盤も同じく調整。

M8のスタッドはそこそこ硬いので、自分はいきなり6.5のドリルで一発掘りします。

細いドリルだと、しなったり振れたりしてセンターズレし易いので。

で、ど真ん中付近掘ればこんな感じに崩壊したスタッドボルトの残骸が飛び出してきます。

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少しズレた場合でも、タップで入り口付近壊してやれば大概はポロっと取れます。

で、元の雌ネジが登場。

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試しに長いM8ボルト入れて角度チェック、#1と#4が無修正の雌ネジ、#2と#3が掘ったところ。

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問題なし。

とは言っても抜く前に散々叩いたりしてネジ山にはストレス与えているので、ヘリサート入れてもいいかもしれません。

ただ…ウチの課題はこういう作業する時に同時にエンジン関係の組み付けが出来なくなる。
一旦全部片付けて、それから作業して、また掃除してエアブローして、そこからまた組みかけの部品持ち込んで…
と、前後の段取りに費やす時間が多過ぎて効率が悪い。
目に見えない削りカスやら飛び散るわけだから、そこらは気を付けないと後々厄介な事を引き起こす要因になるから手は抜けないし。

課題はまだまだ多いな…