人は見た目が9割

そんな書籍が以前話題になりました。

タイトル通り、恋愛、ビジネスその他諸々で結局は人は見た目に左右されてしまう、と言う内容。

しかし逆に、人を見た目で判断しちゃいけないというのも昔から言われる事。



今、長崎でやっている仕事はやや自分の専門外。

実作業などをするわけではなく、検査と言うか管理と言うか、ソッチ系の仕事なのですが・・・

現場の実作業では様々な業者さんと出会います。

3ヶ月目に入り、実感しはじめたこと。


きっちりした服装、挨拶。

当たり前の事が当たり前に出来ている施工会社は、ほぼ間違いなく仕事が確実、丁寧。


その逆に・・・

服装は皆好き勝手、作業着が破れていようが汚かろうが関係なし、いつもみんな不精髭にぼさぼさ頭、挨拶もロクに出来ない、そう言う施工会社って・・・

期待を裏切らず、仕事の結果も適当、いい加減、ミスだらけ。

いや、当初は人を見た目で判断しちゃいかん、そう思っていました。

しかし今はハッキリ言えます、自分の管理も出来ない人には絶対丁寧な仕事は出来ない!

自分の管理も出来ない人に部下の管理は出来ない!

人と接する立場であるのに、人に不快感与えるような匂い、身だしなみ、清潔感無い人は、
仕事をキレイに美しくやると言う美意識が持てるはずが無い。


業種は関係ないかもしれません。

バイク屋だってクルマ屋だって、今振り返ってみればまさにそうだな、と。

忙しいから、人手が足りないから、そう言って散らかしまくっていた連中のお店、今はほぼ残っていません。

共通していたのは・・・

ドアノブ周りに触れるのも嫌な位にオイル汚れがしみこんだ社用車、トランポ。

家に帰るまで我慢しようか・・と躊躇してしまうような汚いトイレ。

ビオトープ?新しい生態系でも作るの?みたいに生い茂った雑草。

こういったのが最低条件で揃っていました。

当時は、ああ、忙しいんだね、大変だねと思っていましたが・・・・

これって結局負のスパイラルにはまってるだけだったのかと。

そういうお店が閉まるときに撤退の手伝いをしにいったりしましたが、まあ、倉庫にはほぼ例外なく不良在庫部品の山、掃除をしていればゴミの下から出てくる「無くしたと思っていた」工具や部品。

汚い環境で整備なんかしていると
「あれ?部品頼んでなかったっけ?」と重複注文を繰り返し、
帳簿管理、棚卸しする時間も無いから、何の部品をいくつ在庫しているのかさえわからない。

そんな状況でエンジン全バラ作業でもしようものなら
「あ、ここのOリング発注忘れてた!、でもまあ、今日中に組まないといけないから再利用しちゃおうか」
「中途半端にバラしたはいいけど、置き場もないし仕方ないか」
とウエス1枚だけ被せてエンジン部品長期保管、その脇でお構い無しにサンドブラストしまくったり。

フィニッシュは汚い油まみれの手や服でお客さんの「宝」であるクルマ、バイクに触れて、預かり車両を汚して返す。

あとはもう加速度的に・・・

まあ、そんなことは無い、例外だってあるのはわかっています。

あくまでも一般論、傾向と聞き流してください・・・