整備業界

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預かりのmk2、ヘッド、カムホルダー

おかしな音がするとの事でバラしたらカムホルダーボルト16本中、7本がトルク抜け

抜いてみるとカムホルダーボルトもM6、M7、1/4インチが混ざっている

雌ネジはそれがナメたりリコイルが抜けかけていたり

以前にお店でフルオーバーホールしたとの事でしたが、何とも言えない仕上がり

M6の雌ネジが抜けていたからM7にしたんだ、と言われればそれまでだし、
インチボルト化は恐らくは以前に海外で施工されたものだろうし、全分解組立の時点でトルクがかかっていたなら確かにそれ以上そこに手を入れる必要はないのかもしれない

ただ、結果としてさほど距離を乗らないうちにカムが踊ってしまった
オーナーさんはまだ車両のローンも残っているし今からまた別のヘッドを買って…とか言うのもなかなか厳しい、と
ただ、乗れないバイクにローンを払い続けるのもアホらしいな…とも

よくこう言った結末で揉めている話を聞いたりするけど、
傍観者の立場から言うと、当たり前だけど初めから変な修理してやろうなんて思っている人なんかいないし、
当然ながら作業者、整備担当者に悪意がある訳では無くて、
単に作業者の若さ故に知識や経験が不足していたり、設備、工具が不足していたり、それをフォローするようなベテランが居る職場環境ではなかったり、その結果としてこう言うことが起きてしまっているのが殆どではないかと

そもそも部品の手に入らない物を修理するのに様々なアプローチはあるだろうし、コレが絶対に正解というのも無いわけで…

自分の業界でも似たようなものだし、他の業種でもそういった話はよく聞くし

なんだかまた冬にかけてドタバタしてきたな…

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